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2013/01/26

国際人権規約【中等・高等教育無償化】の『留保』撤回と今後の課題

Crj54 午後から奨学金の会(奨学金制度の拡充をめざし、無償教育をすすめる会)結成5周年記念集会に行ってきた。シンポジウムは、弁護士の岩重さん、POSSE、院生協議会、全学連、そして高校生。このシンポジウムがものすごく心に残るものだった。とくに、院生協議会と全学連は、それぞれのHPなどにもアンケートが掲載されているが、異常な、ほんとうに異常な高学費のもとで、必死で生きているすごくリアルな話。たしかに豊かに見える学生たちだけど、だけど、これだけの高学費、それなりの高収入がある家庭でも、かなりしんどい状況がある。そのなかで、バイトにおわれ、そういう意味で、日々の生活に追いつめられている若者に、社会的な視野が狭いなど単純に言えるのかと、あらためて思う。休憩時間、いま大学に行っている退職教員とおしゃべりしたけど、バイトなどに追われる学生の実態の話はまた考えさせられた。その退職教員は学生に立ち上がれとアジリまくる。
 ものすごく心を打ったのは、高校生の発言。彼は、私学のスポーツクラスに入学したが、10月授業料が払えなくなり、「出席しても欠席になる」と教師からいわれ、11月に退学。その後、定時制に再入学したが、無償化になる前の1年目は苦しい毎日で、延滞し、払わないと進学できないというなかで、光熱費からさいて学費を払ったそうだ。すると電気、水道、ガスがとまり、2週間暮らしたそうだ。授業料が無償化で余裕ができたそうだが、その後、私学の入学金などで100万借りたものを返せという通達がきたそうだ。卒業したらということになったが、少ない給料で払えるのか?と不安に思っているという発言。すごくしっかりした、筋の通った発言は感動的。若い世代の言葉の豊かさ、説得力というものも感じる。
 岩重さんは、すでに奨学金は金融事業の論理にそった事業になっている、だから、破産は権利であり、金融的な精算をすすめる。問題は保証人という、特有の制度(ほんとうに特有の制度なようだ)をどう対処するかということ。いろいろな対処の仕方、考え方も話された。
 ほんとうに歪んだ実態がここにある。だけど、それでも、人権A規約の13条の留保の撤回がなされた。それを無視するような勢いの、政権に、この国際条約を活用して、どうたたかうのか。今日は議論にならなかったが、留保の撤回は、取り消すことはできないだけに、これもまた、大事な問題なのだと思うのだけど。

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