日本軍「慰安婦」 強制を否定 安倍首相が賛同 米紙に意見広告 4閣僚も 国内外の批判は必至 昨年11月
しんぶん赤旗が、あえて昨年11月のできごとを一面トップにもってきた! それはとっても大事な問題だから。
日本軍「慰安婦」 強制を否定 安倍首相が賛同 米紙に意見広告 4閣僚も 国内外の批判は必至(しんぶん赤旗)米国の新聞に昨年11月に掲載された日本軍「慰安婦」問題を否定する意見広告に、安倍晋三首相と4人の閣僚(別項)が、賛同者として名前を連ねていることがわかりました。安倍首相は、「慰安婦」問題で政府として「おわびと反省」を表明した河野官房長官談話(1993年)を見直すことを示唆しており、そのこととあわせて内外から強い批判が起こることは避けられません。
意見広告は、米ニュージャージー州地元紙「スターレッジャー」2012年11月4日付に掲載されました。「女性がその意思に反して日本軍に売春を強要されていたとする歴史的文書は…発見されていない」「(「慰安婦」は)『性的奴隷』ではない。彼女らは当時世界中のどこにでもある公娼制度の下で働いていた」などとのべ、強制性と日本政府の責任を否定する主張をしています。
広告の主張は、「慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した」「慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった」と認定した河野談話の内容を否定するものです。
広告はジャーナリストの桜井よしこ氏らでつくる「歴史事実委員会」名で出されています。これに賛同者として自民、民主などの国会議員39人が名前を連ねています。閣僚のほか内閣官房副長官になった世耕弘成氏、首相補佐官になった衛藤晟一氏や自民党政調会長の高市早苗氏も賛同しています。
同委員会は07年6月にも米紙「ワシントン・ポスト」に同じ内容の意見広告を出しました。これには国際的な批判が広がり、米国政府も強い不快感を示しました。
当時、米下院では「慰安婦」問題で日本政府に公式の謝罪を要求する決議案が採択され、その後7つの国・地域で同様の決議が採択されています。
安倍氏が昨年9月、自民党総裁に再任した直後に、「慰安婦」否定の意見広告に賛同し、賛同者に名を連ねた議員から4人を入閣させたことは、安倍政権の歴史認識の反動性を改めて内外に示すものです。…
この政権の本質がタカ派であることはかわらない。それだけにしっかり批判して、その足を止めなければたいへんなことになる。いまこういう批判は大事だ。
この広告が出されたのは11月。この時期に、前衛の1月号、安倍 洋論文「世界は日本軍「慰安婦」問題をどう見ているのか」で詳しく論じている。論文の著作権者の特権で?このブログにもアップするからね。
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コメント
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さすがに、とんだ恥知らずとしか言い様が無いと思うと、聞いて呆れると共に、何とも情けないし悲しい限りとしか言い様がありませんよね。
ただ、韓国からすれば、「動かぬ証拠」があれば、これを外交カードに利用すれば、幾らでも騙されたふりをして、日本を揺さぶることは出来ることは間違いありませんよね。
だが、子供の喧嘩になるような幼稚な真似をしたところで、韓国も日本と同じ、単なる間抜け国家だと、世界的に馬鹿にされることになるのでは、日本としては何ら構わないものの、何の意味はございませんよね。
それならば一層のこと、うまく騙されたふりをして、これを逆手に取って、日本の暴走老人をはじめ、戦時中に慰安所を勝手に作り、あの中曽根大震災を引き起こすことになった中曽根康弘等のご老害連中の慰安所代わりに老人介護施設でも建設するようにしては如何でしょうか。
これなら、こうしたご老害連中と共に、必要な介護ヘルパー等の人材も、幾らでも韓国に提供させてあげれば良いのだし、中国からも、幾らでも介護ヘルパーとしての人材を慰安婦代わりということで、受け容れてあげれば良いだけのことですよね。
日本としては、これと同じことを、尖閣諸島に限らず、沖縄県のベトナム村とされたところでもすれば良いのだし、北方領土で同じことをすれば、それこそ、こうしたご老害連中を、島流しにして抑留させる様にしても良いのだし、あるいは韓国としては、アメリカと共に、ベトナムやフィリピン等のASEAN諸国でも、幾らでもこれと同じことをすれば、それこそ、今度は中国に対して、上手く騙されたふりをすれば、いざという時には、幾らでも中国を揺さぶることが出来る外交カードに利用することも出来る、「逆転の罠」にも繋がるわけだし、そこまでしなくとも、北朝鮮に対しても良いお手本として示してあげることも出来るばかりでなく、世界的に見れば、韓国の国益が、アメリカの国益にもなると同時に、中国の国益にもなるし、ASEAN諸国全体の国益にもなるし、ロシアやモンゴルをはじめ、日本の国益にもなるし、誰も損することも無く、誰もが得することが出来る心豊かな尊い外交に繋がって行くことで、高く評価されることになるのなら、此れ程喜ばしいことは無いし、何も言うことはございませんよね。
投稿: asa | 2013/01/07 00:42