経団連「ベア実施 余地なし」 定昇、延期・凍結に言及
なかなか風邪が抜けきれない。インフルが流行っているから、最新の注意をしなくっちゃ。だけど、ここんところ、よく寝ているんだけどなあ。やはり、疲れているということなのかなあ、などとブツブツ。
さて。
経団連「ベア実施 余地なし」 定昇、延期・凍結に言及(東京新聞)大企業の経営者でつくる経団連は二十一日、二〇一三年春闘に向けた経営側の指針「経営労働政策委員会(経労委)報告」を正式に決めた。賃金水準全体を底上げする「ベースアップ(ベア)」は「実施する余地はない」と突っぱね、勤続年数に応じて自動的に給料が上がる「定期昇給」も、企業によっては「延期や凍結」の可能性があると指摘。昨年と同様の厳しい姿勢を崩していない。
原案段階では、定期昇給は「見直しを聖域にするべきではない」と昨年の「延期・凍結」より踏み込んだが、昨年十一月から為替相場が円安に振れ、企業業績に明るさが見え始めたこともあり、表現を和らげた。
ただ、二年以上にわたって続いた円高で産業空洞化が加速するなど「経営環境は悪化の一途をたどっている」と強調。四月から定年後も希望者すべてが六十五歳まで働けるよう企業に義務づける改正高年齢者雇用安定法が始まることも「人件費が上がる」として、現役世代に賃上げ抑制を求めた。
労組を束ねる連合は、給与や賞与に諸手当も含めた給与総額を1%引き上げるよう求める方針だが、経労委報告は「経済や企業の実態を無視している」と反論した。
経団連の米倉弘昌会長と連合の古賀伸明会長が二十九日に会談して春闘が本格化し、三月十三~十四日の集中回答日に向けて激しい攻防が見込まれる。…
経労委報告は、HPには掲載されないから、その章立てだけがここにある。
基本、危機感を煽って、さらなる「構造改革」と賃金の抑え込みという内容といっていいんだろうなあ。非正規の待遇の改善などハナから問題にしていない。
そもそもアベノミクスによるデフレの克服には、労働者の賃金の上昇は不可欠なはずだが、財界にはそんな気はさらさらないというのが本音かな。
今日は一連、財界流の経済論の提言が相次いだけど、こういう俗論をどのようにひっくりかえすか。マスメディアの追随の滑稽さがわかるような議論をしたいところなんだけどなあ。
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