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2013/01/18

帰還目標初めて提示 双葉町復興まちづくり委 委員から賛否

 言葉が出ない。

帰還目標初めて提示 双葉町復興まちづくり委 委員から賛否(福島民報)

 双葉町の行政区長や商工関係者、学識経験者らでつくる町復興まちづくり委員会は17日、町役場機能がある埼玉県加須市の旧騎西高で開かれた。井戸川克隆町長が町への帰還目標を「暫定的に30年後」と示したことを受け、30年後までを短期と中期、30年後以降を長期と位置付けた帰還目標が初めて提示された。
 東京電力福島第一原発事故からおおむね5年間を短期(再建期)とし、生活再建のめどを付けることや古里の荒廃を防ぐことなどを挙げた。原発事故からおおむね5年後から30年後までを中期(復興期)と位置付け、除染・インフラ復旧の本格化、避難先と融合した新たなコミュニティーの形成などを掲げた。おおむね30年後以降は長期(再興期)とし、町への帰還、町の歴史・伝統・文化の再興などを目標とした。
 ただ、委員からは暫定的に30年後とした井戸川町長の帰還目標に対し賛否が相次いだ。委員の一人は「町長個人の考えだ。委員会では町長の帰還目標と切り離して考えるべき」と訴えた。別の委員は「帰還まで30年は長過ぎる。町民が町から離れてしまう」と意見した。
 一方、委員の一人はチェルノブイリ原発事故では250年帰還できない場所もあると強調。「30年で帰還できるのはあり得ない」と述べた。別の委員も「30年は少ない。別の場所に新生双葉町をつくるべき」と述べた。

 町のHPには、まだこの報告についての資料は掲載されていない。数日後か?
 だけど、この記事だけでも、町の苦悩は伝わる。そして、この地域全体が、苦悩し、答えを模索しているのだろうけれども。希望を紡ぐためには、いったい何が必要なのか?

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