難病助成の拡大、先送りへ 厚労省、法案提出は秋以降
まだ、難病の専門委員会の報告書は厚生労働省のHPにアップされていない。だけど、報道を見る限り、厳しい。
難病助成の拡大、先送りへ 厚労省、法案提出は秋以降(朝日新聞)医療費助成の対象となる難病の拡大を検討していた厚生労働省は、次期通常国会への法案提出を先送りする方針を固めた。現在の56疾患を300以上に拡大し、症状の重さに応じて患者を認定する新制度を目指していたが、政権が交代したうえ、対象となる病気がまだ決まっていないことから、会期末までに準備が間に合わないと判断した。
来年度予算では、56疾患を対象にした従来の医療費助成の財源を確保したうえで、患者データの管理システムなど周辺環境の整備を進める方針。同時に検討していた小児の慢性病や難病の制度見直しをめぐる法改正も先送りする。
難病の医療費助成は法的に位置づけられていないうえ、患者が年々増え続けて予算の確保が追いつかず、対象外の病気との公平性も課題になっている。このため、厚労省は専門家や患者団体による難病対策委員会で制度の見直しを検討。対象の基準を明確にするとともに、安定して予算を確保するため法制化する方針を昨秋に打ち出していた。
ほんとうに実効ある法制化がなされるのか。なによりも、対象の難病は明確にされていない。財政的な問題が、厚生労働省の側からくり返しかたられる、そして、対策は重症者に限られ、その重症者への医療費の負担もいわれる。
結局、難病患者が、安心して医療をうけれるような方向になるのかは、これではほとんどわからない。
もっと大きな声と運動が求められるということなのか。
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