« 「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論 | トップページ | 安倍内閣支持59%、民主支持9% 朝日新聞世論調査 »

2012/12/28

東京新聞のコラムから

 今日の東京新聞のコラム「筆洗」で、福島県いわき市の中学二年生樋口侑希(ゆうき)さんのことが載っていた。ネット上で少し話題になっていた。「原発事故から数日後、家族会議を開いた。避難しようという母と、仕事でいわきを離れられない父がぶつかった。居間に時計の音だけが響き、沈黙の時間が流れた」そうだ。そして、「<私の体は、その時すごく熱くなって心臓がドクドクしていました。父はそっと立ち上がるとリビングを出て寝室に向かいました。その日は、誰も一言も話さずにそのまま寝ました>」という。「翌朝、侑希さんが起きると、お父さんはホットケーキを焼いていたそうだ。それも数え切れないほどの量を。夜通し作ったのか、目の周りにクマができていたが、晴れ晴れとした顔で言った。「これを持ってお前らは逃げろ」▼<栃木県に避難する途中で一枚だけ父の作ったホットケーキを食べました。焦げていて少し苦かったです。でもその時、久しぶりに家族で笑顔になることができました>」
 何度読んでも、涙が出てくる。いまだどれだけの人が、避難を余儀なくされ、これからの生活に見通しがもてないでいることをどれだけ、新しい政権は認識しているのだろうか?
 「取り戻したいのは、原子力ムラの住民の笑顔なのか。」とコラムはむすぶ。選挙前の朝日の声の欄に作家の赤川次郎さんが、「再び原発が爆発したら、子や孫までも放射能の恐怖にさらされるのだ。有力な政党のスローガンは「日本を、取り戻す」だそうだが、ならば福島の人々に元通りの故郷を取り戻させるのが先決だろう。」と書いていた。

 ボクらはそれを忘れてはいけない。もう一度、年の瀬に、そのことを心に刻んでおきたいと強く思った。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

« 「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論 | トップページ | 安倍内閣支持59%、民主支持9% 朝日新聞世論調査 »

政治」カテゴリの記事

経済」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/56414189

この記事へのトラックバック一覧です: 東京新聞のコラムから:

« 「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論 | トップページ | 安倍内閣支持59%、民主支持9% 朝日新聞世論調査 »

無料ブログはココログ
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31