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2012/12/17

選挙結果に思うこと

 選挙結果は、もう周知のとおりだし、それをどう見るかも、いろいろな新聞でも書かれているし、いろいろな人が、FBでも発言しているので、何を書こうかなって迷った。

 たとえば、自民党の勝利をどうみるか。たしかに圧勝はしたが、その基盤が不安定なことは言うまでもな。なにより、2009年の選挙のときより、自民党自身が票を大きく減らしていることがその1つ。前日まで、いろいろな方と選挙について話したけれども、かなりの人が、どこに投票するのか決めかねていた。そして、少なくない人が投票に向かわなかった。話していて感じたことは、ボクの住む郊外の保守的な町でかつてあったような保守系の縛りがなくなっているということ。ここでも自民党の候補が勝ったが、有権者と自民党との関係は、もはやかつてのような姿はない。そういう基盤のない不安定のうえにたつ自民党政権は、どんな政治の舵取りをするのだろうか。

 だけど、なぜ、これだけの人が原発に反対をし、消費税増税に反対をしながら、そのことを掲げる政党に向かわなかったのか。なぜ、少なくない人が、そのなかでも、維新や自民党へと向かったのか。もっと言えば、なぜ東京では猪瀬があれだけの票をとったのか。もちろん、都市部でのいわゆる富裕な中間層の存在がある。だけど、同じ、地平で、競争の論理を”是”とするような、そこでの勝敗が、自己の責任であるかのような感覚が広がっているのだろうか。いいかえれば、かつてのような支え合いの関係や論理がくずれてしまった、いまの社会で、そう考えざるをえないような思いというのを基礎としたような政治志向があるのだろうか?民主党政権を終わらせたいという思いに、そういう志向が近かったということなのだろうか?

 と、同時に、なぜ、原発ゼロの訴えや、消費税増税の訴えが思うように広がらなかったのか。その訴えはリアリティをもって受けとめられなかったのだろうか?

 今日は、ボクより若い人とも話した。ボクなんてやっぱり擦れているから、だいたい想像の範囲ってすぐ思ってしまう。だけど、悔しさは心に刻まなければいけない、そう悲しんでいる若い人と話ながら思った。政治的に流動化した時代のなかでの、たたかいは、まだまだはじまったばかりで、これからさまざまな激烈なことが起こっていくのだから。新しい運動の”芽”もある、新しい前進を切り開く知恵をある。そのことを生かすためにも、くやしさを心に刻まないといけない。

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民主党が議席を減らし、野党に転落することになったのは、結局のところは、野田総理が自ら選択した運命でしか無いことは間違いありませんが、だが、それにしても、自民党や公明党、維新の会を邁進させてしまったことについては、多くの有権者が、変な目くらましに騙されてしまったのでは無いかということが真実と見れば、聞いて呆れるどころでは無く、世界的に見れば、もう此れ程恥ずかしいことは無いと同時に、此れ程悲しいことはございませんよね。
一つだけ救いがあるとすれば、今度は民主党が、自ら騙されたふりをして野党に転落して生き残る道を選択するなら、参議院では、自民党と公明党、ならびに維新の会だけでは過半数にならないし、ねじれ状態は解消されるわけでは無いし、予算案をはじめ、自民党からすれば、衆議院で2/3を使えば、法案成立は可能であるものの、憲法改正だけは阻止することだけは出来ますよね。
後は、来年の参議院選挙に向けて、日本未来の党をはじめ、新党日本や社民党、緑の風等の脱原発、消費税増税反対、と共に脱経済成長ということで、連携出来るところが一つになって、日本共和党でも誕生させることで、公明党に関しては、建設的野党に過ぎない共産党を見習って、民主党やみんなの党と共に、自民党と手を切ってしまうことで、自民党と維新の会については、反日愛国党ということで同じ穴の貉に過ぎないのだし、今度は有権者の皆様の方が、アメリカならびに中国と共に、幾らでも騙されたふりをして、反日愛国党勢力を揺さぶって敗北させ、衆議院の解散総選挙に追い詰めて、最後には、根絶やしにして崩壊に追い込んで行く様にするしか無いのでは無いでしょうか。
東京都知事選挙については、宇津宮健児候補が落選したのは残念ですが、ただ、猪瀬都知事には、取り敢えず今期限りということで、これまでの長きに渡る慎太郎暴政の尻拭いに取り組んで頂くことで、宇津宮健児候補には、是非とも、次の都知事選挙に向けて頑張って頂きたいところでは無いでしょうか。
いずれにせよ、今回、仮に当選したとしても、先ずは慎太郎暴政の尻拭いに追われることになるのは間違いないし、返って準備期間ができただけでも、不幸中の幸いでは無いかとも見られますよね。
どうせ橋下市長には、大阪都構想に特化して取り組んでもらえるのなら、これだけで結構なことだし、これが実現した際には、それこそ首都機能そのものを、東京都と大阪都で、共に分け合い、分かち合うことで、リスク分散に繋がり、東京都民の皆様も大阪都民の皆様も共に幸せに暮らすことが出来る様になりさえすれば、これに越したことは無いし、また地域経済の活性化に繋がるのなら、人口や産業についても、幾らでも地方に流出させ、分け与えてあげることで、東京都は、もう幾らでも喜んで衰退し没落させることになって構わないのだし、ハブ機能については、韓国をはじめ近隣諸国に幾らでも喜んで譲ってあげることで、日本には無くても構わないし、必要に応じて、東京都と大阪都とも使い分けすることで、地方から海外に自由に繋がって行くことが出来れば、東京はもう幾らでも素通りすることになっても構わないし、その方が、都心の交通渋滞は緩和されるし、通勤ラッシュも緩和されるし、公害や交通事故も減り、更には、エネルギー需要の大幅な削減にも繋がり、消費需要の抑制や循環型経済により、廃棄物を幾らでも減らすことも出来るし、ホームレスの皆様も、地方に移住して、観光や農林水産業をはじめ、介護福祉等の分野で働く機会が得られ、地域経済の活性化に繋がっていくのなら、犯罪も減るし、それによる財政負担の軽減にも繋がるし、更には、過疎化対策にも繋がり、少子高齢化に伴う人口減少にも歯止めが掛かり、貧富の格差も縮小し、人口増加と国民一人当たりGDPだけで世界一を目指す程度の、地道ながらも安定したプラス成長と持続的発展に繋がることになると同時に、資源や食糧の輸入を減らして行くことで、食料やエネルギー自給率を幾らでも向上させ、付加価値の向上により、経済規模としては縮小させることになっても、豊かさは失わずに、優雅に一人負けして衰退していくことで、地球市民社会の中に、ひっそりと埋没させてしまうことにより、日本の国益が、アメリカや中国をはじめ世界中の全ての他国の国益につながるだけの心豊かな外交によって、対米従属からそっと静かに離れつつも、ひっそりと自立して生きて行くことが出来れば、何も悪いことは無いし、むしろ、全人類が一つの絆となって、世界経済を共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らして行くことで、全人類が無欲化し、国境の壁が幾らでも低くなって、日本の相対的価値観を低下させることになったとしても、国際社会全体の平和と安定に寄与することに繋がると共に、地球環境全体に恩返しすることもまた、大いに誇りとすることが出来れば、此れ程喜ばしいことは無いし、素晴らしいことも無いし、これだけを日本人として誇りとすれば、もうこれだけで十分なことでは無いでしょうか。

民主党が議席を減らし、野党に転落することになったのは、結局のところは、野田総理が自ら選択した運命でしか無いことは間違いありませんが、だが、それにしても、自民党や公明党、維新の会を邁進させてしまったことについては、多くの有権者が、変な目くらましに騙されてしまったのでは無いかということが真実と見れば、聞いて呆れるどころでは無く、世界的に見れば、もう此れ程恥ずかしいことは無いと同時に、此れ程悲しいことはございませんよね。
一つだけ救いがあるとすれば、今度は民主党が、自ら騙されたふりをして野党に転落して生き残る道を選択するなら、参議院では、自民党と公明党、ならびに維新の会だけでは過半数にならないし、ねじれ状態は解消されるわけでは無いし、予算案をはじめ、自民党からすれば、衆議院で2/3を使えば、法案成立は可能であるものの、憲法改正だけは阻止することだけは出来ますよね。
後は、来年の参議院選挙に向けて、日本未来の党をはじめ、新党日本や社民党、緑の風等の脱原発、消費税増税反対、と共に脱経済成長ということで、連携出来るところが一つになって、日本共和党でも誕生させることで、公明党に関しては、建設的野党に過ぎない共産党を見習って、民主党やみんなの党と共に、自民党と手を切ってしまうことで、自民党と維新の会については、反日愛国党ということで同じ穴の貉に過ぎないのだし、今度は有権者の皆様の方が、アメリカならびに中国と共に、幾らでも騙されたふりをして、反日愛国党勢力を揺さぶって敗北させ、衆議院の解散総選挙に追い詰めて、最後には、根絶やしにして崩壊に追い込んで行く様にするしか無いのでは無いでしょうか。
東京都知事選挙については、宇津宮健児候補が落選したのは残念ですが、ただ、猪瀬都知事には、取り敢えず今期限りということで、これまでの長きに渡る慎太郎暴政の尻拭いに取り組んで頂くことで、宇津宮健児候補には、是非とも、次の都知事選挙に向けて頑張って頂きたいところでは無いでしょうか。
いずれにせよ、今回、仮に当選したとしても、先ずは慎太郎暴政の尻拭いに追われることになるのは間違いないし、返って準備期間ができただけでも、不幸中の幸いでは無いかとも見られますよね。
どうせ橋下市長には、大阪都構想に特化して取り組んでもらえるのなら、これだけで結構なことだし、これが実現した際には、それこそ首都機能そのものを、東京都と大阪都で、共に分け合い、分かち合うことで、リスク分散に繋がり、東京都民の皆様も大阪都民の皆様も共に幸せに暮らすことが出来る様になりさえすれば、これに越したことは無いし、また地域経済の活性化に繋がるのなら、人口や産業についても、幾らでも地方に流出させ、分け与えてあげることで、東京都は、もう幾らでも喜んで衰退し没落させることになって構わないのだし、ハブ機能については、韓国をはじめ近隣諸国に幾らでも喜んで譲ってあげることで、日本には無くても構わないし、必要に応じて、東京都と大阪都とも使い分けすることで、地方から海外に自由に繋がって行くことが出来れば、東京はもう幾らでも素通りすることになっても構わないし、その方が、都心の交通渋滞は緩和されるし、通勤ラッシュも緩和されるし、公害や交通事故も減り、更には、エネルギー需要の大幅な削減にも繋がり、消費需要の抑制や循環型経済により、廃棄物を幾らでも減らすことも出来るし、ホームレスの皆様も、地方に移住して、観光や農林水産業をはじめ、介護福祉等の分野で働く機会が得られ、地域経済の活性化に繋がっていくのなら、犯罪も減るし、それによる財政負担の軽減にも繋がるし、更には、過疎化対策にも繋がり、少子高齢化に伴う人口減少にも歯止めが掛かり、貧富の格差も縮小し、人口増加と国民一人当たりGDPだけで世界一を目指す程度の、地道ながらも安定したプラス成長と持続的発展に繋がることになると同時に、資源や食糧の輸入を減らして行くことで、食料やエネルギー自給率を幾らでも向上させ、付加価値の向上により、経済規模としては縮小させることになっても、豊かさは失わずに、優雅に一人負けして衰退していくことで、地球市民社会の中に、ひっそりと埋没させてしまうことにより、日本の国益が、アメリカや中国をはじめ世界中の全ての他国の国益につながるだけの心豊かな外交によって、対米従属からそっと静かに離れつつも、ひっそりと自立して生きて行くことが出来れば、何も悪いことは無いし、むしろ、全人類が一つの絆となって、世界経済を共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らして行くことで、全人類が無欲化し、国境の壁が幾らでも低くなって、日本の相対的価値観を低下させることになったとしても、国際社会全体の平和と安定に寄与することに繋がると共に、地球環境全体に恩返しすることもまた、大いに誇りとすることが出来れば、此れ程喜ばしいことは無いし、素晴らしいことも無いし、これだけを日本人として誇りとすれば、もうこれだけで十分なことでは無いでしょうか。

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当ブログで扱う総選挙も3度目になる。 またも結果は極端なものになった。 各党の議席数は以下の通り。 自民 294 民主  57 維新  54 公明  31 みんな 1 ... [続きを読む]

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