敦賀原発 運転認めず 直下活断層と判断
ニュースをクリップしておかないと。今後にとっても大きな出来事。
敦賀原発 運転認めず 直下活断層と判断(東京新聞)日本原子力発電(原電)敦賀原発(福井県敦賀市)の断層(破砕帯)を調べた原子力規制委員会の専門家チームは十日、評価会合を開き、2号機直下を活断層が通っている可能性が高いと判断した。国は活断層の真上に原発を建てることを禁じており、規制委の田中俊一委員長は「運転再開の安全審査はできない」とし、運転は認められないと表明。敦賀原発は廃炉を迫られる公算が大きくなった。
敦賀原発では、1、2号機の東約二百五十メートルの敷地内を、活断層である浦底断層が走っている。浦底断層から枝分かれするように約百九十本の破砕帯が原子炉直下などに通じている。当初、浦底断層から延びる2号機直下に続く「D-1破砕帯」が、浦底断層につられて動くかどうかに主眼が置かれていた。しかし、現地調査では、浦底断層と破砕帯が交わる場所近くの試掘溝で地層の大きなずれがあることが確認された。
このずれを中心に、十日の会合でチームの専門家四人が議論した結果、ずれは十数万年前以降の比較的新しい時期に、浦底断層の活動に伴って生じたものだと判断された。
チームは、むしろこのずれこそがD-1破砕帯の本体である可能性が高いとの見方を示した。島崎邦彦委員長代理も「ずれはD-1破砕帯の延長か分岐の上にあると考えられる」と指摘した。2号機の下を活断層が通っていることの証拠になると結論付けた。…
だけど、浦底断層は、学生でも識別できるものだとも言われている。だいたい、直ぐ身近に断層があることの危険性は、どう認識しているのか。などと素人でもそう考えるのだけど。これは普通の感覚だと思うけど。そして、同じような原発が日本には数多く存在する。
だけどそれでも、原電は、「科学的見地から様々な疑問を抱いている」として、この原発の廃炉の方向には向かっていまい。その巻き返しの姿勢はそれですさまじい。原子力ムラの人たちのその執念はやっぱりよく押さえておくべきだ。
だから、その執念をうわまわるような運動の包囲が必要だということなのだろうなあ。この運動の積み上げが、これからも、どんどん大事になってくるのだろうなあ。
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