高校生の就職内定率60・9% 10月末現在、3年連続増
増という報道をどう考えるかだろうなあ。
高校生の就職内定率60・9% 10月末現在、3年連続増(共同通信)来春卒業予定で就職を希望している高校生の10月末時点の就職内定率は、前年同期より2・3ポイント増の60・9%で3年連続の上昇となったことが14日、文部科学省の調査で分かった。
厚生労働省による9月末時点の調査では0・5ポイント下回っていたが、今回は持ち直して改善傾向を示した。文科省は「2008年のリーマン・ショック直後より求人数が増えてきたが、依然厳しい状況なので学校とハローワークが連携した支援を進めたい」としている。
内定率は男子が63・7%で前年同期比1・1ポイント増、女子は56・8%で同3・9ポイント増だった。
これがその調査結果。
もともと、4割の希望高校生の就職内定が決まっていないと考えるべきだのか。しかも女子生徒の現状はいまだ深刻である。もちろん、地方や、学校種による格差も激しいのだろう。日高教の10月調査では「しかし、増加している求人は、介護職などの福祉関係に偏っており、製造関係の求人が大幅に減るなど、高校生の就職状況の厳しさは大きく変わっていません」という。そして、これからは、希望者と言う母数が、諦めで減っていき、実態が見えなくなっていく。
こちらが日高教の調査。社会全体が考えなきゃいけない問題であるのになあ……。
« 「若者の死因、半数が自殺」はなぜ起きたか 就職できない、生活保護も受けられない若者の孤独 | トップページ | 働く女性の2人に1人、出産を機に仕事辞める »
「教育」カテゴリの記事
- 保育士の配置基準見直し求め 園児の保護者らが新たな団体設立(2023.05.17)
- 血液中のPFAS濃度が全国平均の3.4倍 東京・多摩7市の住民、水道水から摂取か(2023.05.16)
- 【教員不足をなくそう】自民党特命委員会提言のポイントは(2023.05.14)
- 「『不登校』から生きづらい社会を問い直す」(2023.05.13)
- なとく 寄宿舎の記(2023.05.12)
「政治」カテゴリの記事
- 内閣支持率46%に上昇 G7で「指導力を発揮」6割 朝日調査(2023.05.29)
- 激しく、慌ただしい日 管理組合総会、8年ぶりの再会など(2023.05.28)
- 「大軍拡阻止と歴史の教訓、憲法の原点と平和外交を進めるために」(2023.05.27)
- 「フェミ科研費裁判が問うてきたもの」(2023.05.26)
- 「独ソ戦 地獄の戦場」(2023.05.25)
「経済」カテゴリの記事
- 激しく、慌ただしい日 管理組合総会、8年ぶりの再会など(2023.05.28)
- 「フェミ科研費裁判が問うてきたもの」(2023.05.26)
- 「新型コロナとマイノリティーの3年 振り返り編」(2023.05.20)
- 保育士の配置基準見直し求め 園児の保護者らが新たな団体設立(2023.05.17)
- 血液中のPFAS濃度が全国平均の3.4倍 東京・多摩7市の住民、水道水から摂取か(2023.05.16)
「若者」カテゴリの記事
- 「“インクルーシブ教育”を考える(1)障害のある子どもと共に」(2023.05.10)
- 「いま話し合おう 子ども・若者とお金」「ベイビー・ブローカー」(2023.05.08)
- 幼稚と暴力がガラパゴス化したジャパン 「日本の今」を記録したドイツ人女性ジャーナリストが混乱した(2023.05.06)
- ひきこもり、就労支援の前に必要なこと 生きてもいいと思えない人へ(2023.05.05)
- 政治に任せれば日本良くなると…若者ごめんよ 小泉今日子さんは誓う(2023.05.04)
« 「若者の死因、半数が自殺」はなぜ起きたか 就職できない、生活保護も受けられない若者の孤独 | トップページ | 働く女性の2人に1人、出産を機に仕事辞める »
コメント