除染土の埋設計画公表せず着工
ボクの住む町の悲しい話。
除染土の埋設計画公表せず着工(NHKニュース)埼玉県三郷市が、原発事故による放射性物質の除染で出た土およそ600トンについて市内の体育館の駐車場の下にコンクリートの箱を作って一時保管する計画を立て、住民に公表しないまま工事を進めていることが関係者への取材でわかりました。
三郷市では、去年7月、県内で最も高い放射線量が観測されたため国の「汚染状況重点調査地域」に指定されました。
学校や公園で除染が進められましたが、敷地が狭くて一時保管ができない施設から出たおよそ600トンの土については最終的な処分方法が決まるまで市内のゴミの最終処分場に置いていました。
この土について三郷市は、市の中心部にある「三郷市総合体育館」の駐車場の下に縦40メートルあまり、横およそ10メートル、深さおよそ2メートルのコンクリート製の箱を埋めてその中に一時保管するという計画を立て、すでに工事を進めていることが関係者への取材でわかりました。
三郷市は予算の上では「保健体育施設整備工事費」として1億円を計上していて、除染で出た土の保管場所であることは一部を除いて周辺の住民に公表せず、議会にも十分な説明を行っていません。
これについて三郷市はコンクリートの壁は厚さが20センチあって周囲に放射線の影響が出る可能性は極めて低いとしていて、「混乱を招く恐れがあるため公表しなかった」と説明しています。
いわゆるホットスポットといわれるところ。チャルノブイリ法で言えば、移住の権利が認めらるような地域でもある。現在でも、やはり首都圏では相対的には高い線量の地域でもある。
もちろん、当局がよくわからないということもあるのだろうけれども、そうであるならばなぜ専門家も含めたちゃんとした対応をしないのか? なぜ、この問題を市民とともに学びながら、いっしょに考えようとしないのか?だから、不信が広がり、必要な対策もどんどん後回しになっていく。言っておくが除染がなされているのは、ごく一部の公的機関にすぎないのだから。だけど、選挙でも、この地域の保守系の三人の候補者(自民、民主、維新)からは、何もこのことについての発言は聞かれないのだけれども。
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