本社(毎日新聞)世論調査:安倍内閣支持52% 生活変わらぬ62%
選挙後の世論調査が出始めている。この世論調査もいろいろ罪深いものでもあるのだけれども、いろいろ考えさせられることでもあるのだけれども。
本社世論調査:安倍内閣支持52% 生活変わらぬ62%(毎日新聞)毎日新聞は26、27日、第2次安倍内閣の発足を受けて緊急の全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は52%で、不支持率は26%だった。09年9月以来、3年3カ月ぶりの自民党の政権奪還に伴い、「国民の生活が良くなると思うか」と尋ねたところ、「変わらない」が62%を占め、「良くなる」は28%にとどまった。
◇民主再建「期待せず」64%
第1次安倍内閣が発足した06年9月の内閣支持率は67%で、今回15ポイント低かった。07年以来の再登板となった安倍晋三首相への国民の期待感は、前回ほどの盛り上がりを欠いている。自民党は先の衆院選で294議席を獲得したが、有権者は今回の政権再交代を比較的冷静に受け止めている。
麻生太郎元首相を副総理に起用したり、公明党前代表の太田昭宏国土交通相らが入閣したりした安倍内閣の顔ぶれには「期待できない」の49%と「期待できる」の45%が拮抗(きっこう)した。安倍首相(自民党総裁)が高市早苗政調会長、野田聖子総務会長と女性2人を党の重職に起用したことも、「評価する」48%に対して「評価しない」も45%を占めた。
政党支持率をみると、自民党が31%に上り、今年11月調査の17%から急伸し、衆院選で大勝した勢いが続いている。一方、民主党は11月調査の11%から7%へ低下し、今年7月以来となる1ケタ台に落ち込んだ。日本維新の会の支持率は11月から4ポイント増の14%と民主党を逆転している。「支持政党はない」と答えた無党派層は25%だった。
衆院の3分の2超の議席を持つ自民、公明両党が、参院で否決された法案を衆院で再可決する「再可決ルール」を利用することについては、「慎重にすべきだ」が76%を占めた。「積極的に活用すべきだ」は18%で、再可決の乱発による強引な政権運営には否定的な意見が大勢だ。
民主党は25日の代表選で新代表に海江田万里氏を選んだ。党再建について「期待しない」が64%で、「期待する」は29%にとどまり、党勢回復の遠い道のりを示した。民主支持層では「期待する」が75%を占めたものの、無党派層では30%。政党支持率もみんなの党の6%、公明党の5%に近い水準まで低下している。
毎日の調査では、有権者は冷静ということだけど。しかし、この政党支持率の状況はそれはそれでちゃんと分析する必要もあるのだろうなあ。共産党以下はもう、記事にも出てこないなあ。
共同の調査結果も出ている。
安倍内閣の支持率62% 海江田氏期待は36%(共同通信)第2次安倍内閣の発足を受けて共同通信社が26、27両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、内閣支持率は62・0%で、2006年に誕生した安倍内閣の65・0%をやや下回った。発足直後としては小渕内閣以降の10政権で5番目の水準となった。不支持率は21・8%だった。一方、民主党の海江田万里代表に期待するとの回答は36・4%にとどまり、期待しないは54・3%だった。
支持理由は「経済政策に期待できる」が29・7%で最も高く、デフレ脱却を政権最大の目標に掲げ、新政権の布陣に対する国民の一定の評価がうかがえた。
聞き方によっても変わるし、かなり意見が多様になっているのだろうなあ。それだけに、調査による差も大きそうだ。
いずれにしても、いま十分、わかりきらないことが多い。個人的にもわからないことはすごく苦しいから、いろいろ調べたいし、いろんな人の話を聞きたい。とにかく本が読みたい。すこし、関係なさそうな本も遠回りでもいろいろ読んで考えない。だけどまあ、目の前に誌面がまだ全然、抑えられていないし、先を見通せない状況なので、じっくりというわけにもいかないんだよなあ、これが。
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