女性兵士性被害 4人に1人経験
女性兵士性被害 4人に1人経験(沖縄タイムス)米退役軍人省がイラクやアフガニスタンなどの戦地に派遣された女性兵士約1100人を対象に実施した最新調査で、約4人に1人がレイプなどの性的暴行を受けた経験があると回答していることが分かった。性的嫌がらせを受けたと答えたのは半数に達している。米紙USAトゥデーが27日報じた。
調査結果によると、加害者の大半は同じ部隊に所属する米兵で、そのうち47%が加害者は上官と答えている。
退役軍人省のストリート調査委員長は、「調査結果は、兵士らが戦闘地で極度の緊張状態にあることを示している」と指摘した。
米国防総省によると、アフガニスタンで兵役した女性兵士数は、今年2月で約2万人。同省がまとめた2011年度の報告書では、戦闘地での性的暴行の届け出件数は115件となっている。
米兵による性的暴行問題を議会で追及しているジャッキー・スパイヤー米下院議員(カリフォルニア州選出)は同紙に対し、「性犯罪は米軍の文化だ。調査結果は状況が改善されていないことを示している」と指摘した。
だけど、こういう重大な状況にある米軍の基地を沖縄に集中させ、世界にないような運営を続けている。綱紀粛正のもとにある米兵の犯罪・逮捕が連日のように報じられているけれども。結局、米軍にとっても、日本政府にとっても、沖縄の人々の命や人権などは軽いものという認識しかもたれていない表れだと思う。
そして、いまの米軍事戦略のありようは当の米兵やアメリカの人たちにとっても不幸であることも示している調査でもあるなあと思う。同時にそれは世界を巻き込んで不幸を広げているのだから。そのこともよく考えたいと。
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