いじめ、高校生44人勇気のメッセージ
この朝日のシリーズはそんなに好きじゃなかったけど。
いじめ、高校生44人勇気のメッセージ(朝日新聞)高校生が「いじめられている君へ」「いじめている君へ」「いじめを見ている君へ」を書いたら――。授業でいじめ問題に取り組む大阪府立緑風冠高校(大東市)の3年生44人が、自分たちの体験を振り返りながらメッセージをつくった。
朝日新聞が7~8月、いじめをテーマに各界の著名人が子どもたちに語りかける連載記事を掲載。スポーツ選手、作家、医師、タレント、学者……総勢34人のメッセージを紹介した。
緑風冠高校では8月から、選択科目「一般教養」の授業でこの連載を活用。いじめ問題に取り組んだ。
連載のすべての記事を読み、本紙の読者投稿欄「声」(大阪本社版)に載った連載に対する賛否の意見も検討。まず、いじめについて自分の考えを書いた。
中学時代にいじめられた実体験を記した生徒もいた。「いちゃもんでキレられ、首の裏が青くなるまで殴られました。親に言っても『あんたが悪いからや』と言われました」
担当の佐藤功教諭(52)が数人の文章を印刷して配ると、教室はしーんとなった。それぞれの文への感想をふせんに書き込み、模造紙に張った。いじめられた体験には、「つらかったね」「これを書いたあなたには勇気がある」などと共感する感想が集まった。
こうして考えを深めたうえで、10月末に高校生版のメッセージをつづった。
「いじめの問題では、まず子どもの声を聴きたい。高校生は、中学時代には言葉にできなかった体験も表現できる。『大人への通訳』として重要な存在だ」と佐藤教諭は話す。……
子どもの声から出発する、そのことを考えさせられる。もちろん、これで、すべてがわかるということではぜんぜんないけれども、子どもの目から見たいじめの世界のありようなども言葉の端々から感じられるし、いじめられる子、いじめる子、いじめを見ている子、それぞれの思いや「心の傷」なども考えさせられる。
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