いじめ隠さない教員評価 文科省が初の通知
うーん。どうなんだろう? これを評価するのか。
いじめ隠さない教員評価 文科省が初の通知(共同通信)文部科学省は28日、いじめの未然防止や早期発見ができたり、問題を隠さず適切に対応できたりした教員や学校をプラス評価するよう、都道府県教育委員会などに通知したことを明らかにした。いじめ対応を、教員や学校を評価する基準に加えた通知は初めて。文科省は「いじめが少ないと評価される風潮が隠蔽を生んできた。見逃さない努力をしてほしい」としている。
通知は27日付。教員の勤務評定につながる「教員評価」では(1)日ごろから児童生徒を理解できている(2)いじめの未然防止や早期発見ができた(3)問題を隠さずに組織的に取り組んだ―ことを盛り込むよう例示した。
こんなことに競争をもちこめばどうなるのか? もっと、人と人との豊かな関係のなかで、向き合えるようになればいいのに。
共産党がいじめ政策を発表した。
「いじめ」のない学校と社会を――日本共産党の提案――
その前文から
今日の「いじめ」と社会がとりくむべき二つの課題
■深刻さをます、子どもたちの「いじめ」
今日の「いじめ」は人間関係を利用しながら相手に恥辱や恐怖を与え、思い通りに支配しようとするもので、ときに子どもを死ぬまでおいつめる事件に発展し、ネットによる中傷、傷害、性暴力、恐喝などの犯罪ともつながっています。多くの「いじめ」被害者は、その後の人生を変えてしまうような心の傷を受け、大人になっても恐怖で社会に出られないなど後遺症に苦しんでいます。「いじめ」はいかなる形をとろうとも人権侵害であり、暴力です。
しかも「いじめ」は、どの学級にもあるといわれるほど広がっています。責め合うような言葉をかわしたり、〝遊び〟や〝ふざけ〟として人が傷つくことを楽しんだり、その様子をまわりで見ていたり――こうした風景が日常のものになれば、子どもたち全体の成長に暗いかげをおとすことになります。■子どもの命を守り抜き、教育と社会のあり方を見直す
「いじめ」問題の課題はさまざまありますが、とりわけ社会が次の二つのことに正面からとりくみ、事態を打開することが大切です。
第一は、目の前の「いじめ」から、子どもたちのかけがえのない命、心身を守り抜くことです。この点で子どもを守れないケースが繰り返されていることは大きな問題です。同時に、「いじめ」を解決した貴重な実践が各地にあることが重要です。これらから教訓をくみとれば、子どもを着実に救う道が開けます。
第二は、根本的な対策として、なぜ「いじめ」がここまで深刻になったのかを考え、その要因をなくすことです。「いじめ」の芽はどの時代・社会にもありますが、それがたやすく深刻な「いじめ」にエスカレートしていく点に、今日の問題があります。教育や社会のあり方の問題ととらえて、その改革に着手することが求められています。
いのちを守るための対策と、いじめの背景への接近。これは大事だと思う。
選挙では、こうした問題も大事だと思います。
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