どう考える?ニッポンの教育問題 若者が働きはじめるとき 仕事、仲間、そして社会
とっても、読んでて、胸にしみるけど、自分の息子のことを考えて、いろいろつらくなる。もちろん、それは現実なのだけれども。
本書は、若者が働きはじめるときに、考えるべきことを、若者といっしょに考えるためのもの。アルバイトの経験をとおして働くことの意味や、しんどさの背景などを考える。そして、はたらきはじめた正社員が直面する問題、フリータ―で働きはじめた若者のしんどさ、こうした若者の不安定の背景にあるもの、それをどうすれば乗り越えられるのかということを、実際の体験した若者の語りをとおして明らかにしている。
大人が若者であったときとちがった世界、困難、それを乗り越えるしたたかな力がそこにある。
とにかく10代、20代前半の若者といっしょに読んでみたい本だ。
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