[政党ウオッチ]比例投票先は自民23%、民主16% 朝日新聞世論調査
解散表明後初の世論調査ということ。
比例投票先は自民23%、民主16% 朝日新聞世論調査(朝日新聞)衆院の解散に伴い、朝日新聞社が15~16日に実施した全国緊急世論調査(電話)によると、衆院比例区の投票先は自民は23%で、民主の16%を上回った。ただし、民主は前回10~11日の定例調査は12%で、やや上昇したのに対し、自民は前回の29%から下がった。
政党支持率は、民主13%(前回12%)、自民16%(同19%)と近づいており、自民が9月の総裁選後に見せた勢いは弱まっている。無党派層は60%と高い水準にある。
衆院比例区の投票先としては、日本維新の会が4%で続き、公明が3%。共産、みんな、太陽の党が各2%、国民の生活が第一、社民が各1%だった。
一方、野田内閣の支持率は19%(同18%)、不支持率は63%(同64%)で、ほとんど変化はなかった。野田佳彦首相と自民党の安倍晋三総裁のどちらが首相にふさわしいかを聞いたところ、野田氏は31%で、安倍氏は33%。10月に2回実施した調査と同様、安倍氏が上回ったが、接近した。
政権交代後の民主党政権の実績を尋ねたところ、「大いに評価する」は1%で、「ある程度評価する」は29%。「あまり評価しない」は46%、「まったく評価しない」は22%だった。
特徴的なのは、やっぱり、自民党と安倍さんには思うような勢いがないこと。民主党をやや上回っているに過ぎない。同時に、第三極にも顕著な勢いがあるわけではない。選挙が近いにもかかわらず、無党派がきわめて高い位置にある。つまり、有権者は答えを出せずにいる。
ならば、どんなことが、選挙の争点になるのかということが大きな問題になりそう。
残念ながら、この調査には、そういう政策的な課題での質問はない。2大政党か第三極かという誘導的な質問という要素が強い。この点ではメディアも問われるし、政党も含め、この点でどういう発信と議論がなされるのかが問われることになるのだ。
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