ルポ イチエフ 福島第一原発レベル7の現場
感想をまだ書いていなかったので、アップしていこうと思う。読んでいて、何度も、胸がつぶれそうになり、くやしくてたまらなかった。
イチエフはいまだ終結せず、放射性物質は漏れ続けている。その後始末のため、膨大な人がかり出されて、高線量のもとで働いている。あるものは、故郷のために。どれだけ、劣悪で、しかも命がけの作業を彼らは強いられたのか。そして、たしかに、その作業があってこそ、いまがある。しかし、その実態は、社会的に光があたっているわけではない。その声は伝えられていない。
そもそも原発は、被曝労働によってなりたっているという構造がある。終結作業もふくめ、かくも、安全を横に置いた実態が放置されてきたのか。放置されているのか。そこにあるのは、人は人ではなく、ものにすぎないというもの。そして、それを支えているのが、利権にすくうものたちがつくる重層構造だ。
安全が優先されないから人があつまらない。あつまらないから、あつめるための利権集団が形成される。そして、その利権をうばう。だけど、逆にいえば、安全が優先されるならこういう構造はうまれない。
声を聞く人、声をあげる人が生まれれば、その声は広がる。この声がどこまで広がるかどうかが、ほんとうに人が人として生きることができる社会、原発のない社会への道ということ。そういう社会をつくろうという思いを強くする一冊でもあるとおもった。
« 日韓・記憶のシナリオ ~劇作家・鄭 義信(チョン・ウィシン)~ | トップページ | [政党ウオッチ]衆院選:共産党が公約発表…「即時原発ゼロ」 »
「読書」カテゴリの記事
- 前衛6月号ができています(2026.05.09)
- 『仮放免の子どもたち』(2026.04.23)
- イライラする一日(2026.04.11)
- 5月号ができています(2026.04.06)
- 4月号ができています(2026.03.09)
「政治」カテゴリの記事
- 高市内閣を「支持する」と答えた人は、61%(2026.05.11)
- 前衛6月号ができています(2026.05.09)
- 「与那国・石垣・宮古・沖縄島の戦争準備に反対する集会」(2026.05.08)
- 幣舞橋 囚人労働などなど(2026.05.06)
- 矢臼別 今日の朝日の一面は「日豪、経済安保の協力推進」(2026.05.05)
「経済」カテゴリの記事
- 高市内閣を「支持する」と答えた人は、61%(2026.05.11)
- 前衛6月号ができています(2026.05.09)
- 対決 尺別炭鉱(2026.05.04)
- メーデー(2026.05.01)
- 特定利用空港・港湾で自衛隊 2年で1.2万回利用(2026.04.28)
« 日韓・記憶のシナリオ ~劇作家・鄭 義信(チョン・ウィシン)~ | トップページ | [政党ウオッチ]衆院選:共産党が公約発表…「即時原発ゼロ」 »


コメント