希望の国
園子温監督の映画を見てきた。園監督だから、もっとケバイのかなあと思ったけど、真正面から描いていた。最初から最後までとってもきつい映画。泣き虫のボクはずっと泣いている。
ただ、評価は二分するだろうなあ。もともと、設定は原発事故から数カ月。被災者を被っているのも、放射性物質という見えない恐怖だけにしぼられる。実際には、それから、まったく違う困難が彼らをおそった。その恐怖も、感情的なものに凝縮される。いまだ、わからない恐怖。その議論も実際にはわかれる、そういう状況の中でこそ。そういう意味で、生煮えで、中途半端な映画ではある。
だけど、たぶん、現場をていねいに取材して、その被災者の思いを受けとめようとした。ボクは、この点だけでもこの映画に共感した。だけど園さん、やっぱり残酷だなあ。「希望」とは何か。だけど、ここから「出発」しなければいけない。
もっと、フクシマのことを知りたいと思った。その被災地の人たちの思いから出発しながら、考えなければいけない難しい問題を、いっぱい勉強して考えたいと思った。
昨日、次の仕事の準備のため昨日、いっぱい本を買い込んだから。しっかり読んでいきたいと思った。
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