トヨタ、再雇用で「ハーフタイム勤務」試行へ
これはどうなのか?
トヨタ、再雇用で「ハーフタイム勤務」試行へ(読売新聞)トヨタ自動車が、定年後の再雇用制度の一つとして、工場従業員の勤務時間を半分にする「ハーフタイム勤務」制度を来年4月から一部の工場で試験導入することがわかった
定年の60歳以降も再雇用を希望する社員が増えていることに対応したもので、働き方の選択肢を広げる。
試験導入が順調に進めば、全工場の導入も検討する。再雇用希望者は、フルタイムかハーフタイム勤務のいずれかを選択する方向だ。トヨタ自動車労働組合が13日開いた定期大会で、ハーフタイム勤務の試行を含め、60歳以降も働きやすい環境整備を目指す運動方針が採択された。トヨタの試みが他の製造業に広がる可能性もありそうだ。
たとえば、この問題について、本田由紀さんは、「高齢者以外にだって適用していいはず。「短時間正社員」が「ジョブ型正社員」とともに拡大して実質的なワークシェアになることを期待。」と評価する。彼女の問題意識はわからないではない。だけど、総体として、働くものの権利が保障されていない現状で、年金制度が接続されていない以上、そう楽観的に考えて良いのか。というか、これが高齢者以外に拡大されれば、それで、労働者の権利は大丈夫なんだろうか。
もっと言えば、濱口先生は、改正労働契約法までもをジョブ型雇用への第一歩と評価する。改正労働契約法はジョブ型正社員への第一歩これについては。さすがの本田先生も。「転換されず雇止めになる場合が多いであろうことを危惧する。」と書いている。実際に、その例がベローチェの案件だろう。組合のないところでどんどんそういう事例が広がりはしないか。
問題を力関係のなかでとらえないと、やっぱり正解はないと思うなあ。そう痛感する。
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