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2012/10/20

丹羽大使、日中対立「次元違う」 母校での講演で危機感

 とても気になるニュースでもある。

丹羽大使、日中対立「次元違う」 母校での講演で危機感(共同通信)

 一時帰国中の丹羽宇一郎駐中国大使が20日、母校の名古屋大で講演し、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中間の対立に触れ「(過去と比べ)今回は全く次元が違う。日本側は認識しておく必要がある」と述べ、最悪の場合、日中国交40年間が無駄になるとの危機感を示した。
 丹羽大使は、尖閣諸島について領有権の争いはないとの政府見解を強調しながらも「北京には大変緊張した雰囲気がある。問題の深刻さを日本の政府、国民が感じていない」と指摘。中国の最高指導部が11月に交代しても、日中関係がすぐに好転することは難しいとした。

 もちろん、いろいろな要素がある。中国側をとってもたぶんいろいろな面がある。一方で、功利的で、しかも、軍事優先の勢力が軍部を中心に台頭していることは否定できないとは思う。そこは、注意も批判も必要だろう。ただし、そういう中国の動向があったとしても、中国全体としては領土問題、国境問題は、国際法と話し合いによる解決という姿勢はくずしていない。中国はこれまでもたくさんの国境問題に直面してきたが、この間は基本的にそういう方向で解決をしている。

 だけど、中国側の正当な怒りもある。一方的なあの時点での国有化は、挑発と言われても反論はできない。しかも、根底には歴史問題がある。この点では、これまで中国側からの批判を日本は何度も裏切ってきた。あの悲惨な侵略的な行為による中国の人が被った被害というのは、向こうの資料ではなく、日本の兵士の手記を読んだだけどもわかるものなのだから。しかも、この点では国際社会は、たぶん中国に同情せざるを得ないというのが、いまの侵略戦争についての認識だと思う。
 こういう二重の怒りに対して、もっと真摯にうけとめる必要があると思うんだ。
 でないとほんとうに、日本は孤立するし、日本のそういう態度が挑発ととられて、危険な局面をつくる要因にもなってしまいかねないのだと思うなあ。

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コメント

そもそもの間違いは、もう言わぬと知れたゴロツキでしか無い都知事による買取騒動を止めさせようとする事自体は、大した問題にもならないし、それこそ、日本としても、中国としても、幾らでも騙されたふりをして、一切相手にすることなく、腹の底で嘲笑ってあげれば良いだけのことですよね。
日本としてみれば、確かに国有化するにしても、石原都知事と面会した後で、さらには中国側の意向を無視して、勝手に国有化したということになれば、中国から見れば、挑発行為と受け止められてもおかしく無いことだし、それこそ竹島に上陸した韓国の大統領と同じことを仕出かしたと見れば、幾らでも騙されたふりをして揺さぶって来ることになっても、当然のことですよね。
ましてや、この丹羽大使からの警告までも無視したということになれば、結局のところ、野田総理が自ら選択した運命に過ぎないこともまた、真実と言って間違いありませんよね。
日本としても、尖閣諸島問題にせよ、竹島問題にせよ、北方領土問題にせよ、中国側と同様に国際法に基づき、平和的に解決することこそが何より大切であることは間違い無いことだし、ましてや尖閣諸島については、既に日本が実効支配している訳だし、歴史的に見ても、中国の領土になったということは無いし、そもそもは琉球王国が台湾との間で、何らかの取り決めはあるのでは無いかということであれば、そこは検証する必要はあるものの、琉球王国が滅びて日本に中に取り込まれた時点で、既に同時に日本の領土になったという動かぬ証拠があれば、今度は、日本が、中国に対して、上手く騙されたふりをして、共同利用という形で、そっと静かに維持管理して行く様にすれば済む話では無いでしょうか。
それに、尖閣諸島の買取等と言う、こんなくだらないことをしたところで、領土が取れるものなら、それこそ、日本としては、北方領土の国後、択捉島でも買い取るなんてことをすれば、簡単に解決することも可能にもなるとすれば、遥に賢いことですよね。
竹島についても、これと同じことですが、ただ、さすがに、こんなくだらないことをしたところで、韓国からすれば、逆にまた、上手く騙されたふりをされることになるのは間違いないことだし、それこそ、アメリカからオスプレイを竹島に配備するなんてことになることも十分に考えられる分けだし、そうであれば、国際司法裁判所にて、韓国の領土であることが証明出来る動かぬ証拠を提示させる様にすれば良いだけのことですよね。
日本側としては、明治維新以前に、どうであったのかということについては歴史的に検証してみる必要はあるかも知れませんが、最終的には、国際司法裁判所の判断によって、韓国に譲ってあげることになったとしても構わないのでは無いでしょうか。
但し、くれぐれも従軍慰安婦の問題とは切り離して解決する必要があることだけは言うまでもありませんが。
いずれにしても、野田総理が総辞職してからでないと、解決するのは難しいのは間違いありませんが、問題は次の政権が、自民党や維新の会の様な変なタカ派になれば、それこそ危険極まりないことだkは間違い無いし、そうなると敢えて言えば、小沢一郎による国民の生活が第一を中心とするオリーブの木連合による政権に期待するしか無いのでは無いでしょうか。
石原都知事には、もう一日も早く引退されて、そっと静かに老後生活を送って頂く様にして貰うしか無いことは間違いありませんし、東京都による例の寄付金については、東京都が中国を見習って、上手く騙されたふりをすれば、それこそ被災地の皆様にでも廻してあげるということにするしか無い様にも思えるのですが、ただ、北方領土の買取工作でもするのなら、「どうぞご勝手に」ということで、石原慎太郎に幾らでも勝手にやらせるしか無いのかも知れませんね。

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