危機のなかの教育 新自由主義をこえる
佐貫先生の新著。いっそう厚い(熱い)思いが伝わってくる。本書の最大のねらいは新自由主義教育政策への批判。このもとで九〇年代以降、学校は生き残り競争の場にさせられてきた。大阪や東京では、政治が学校に市場原理主義と管理主義を押しつけ、深刻な矛盾を拡大している。そこからは、いじめ自殺の背景をも垣間見える。
著者はその対抗軸として、「教育の公共性」再構築、教師の専門性・自由に新たな光を当てる。とりわけ、教師がその専門性を発揮していくうえでも、住民の教育行政参加、学校教育への保護者・子どもの参加を提起しています。そこにこそ、教師を追いこむ市場化を越える道がある。そして、その著者の議論の根底には、子どもへの真摯な姿勢、困難に直面する子どもとともに歩ゆんでいこうという強い思いがある。
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