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2012/10/04

離職が止まらない 介護スタッフ、職場の惨状 仕事キツイのに低賃金

 選ばなければ仕事があるということで、いつもあげられるのが、介護と福祉の現場。その現場を日経新聞がリポートしている。

離職が止まらない 介護スタッフ、職場の惨状 仕事キツイのに低賃金(日経新聞)

 介護スタッフの人手不足が深刻になっている。現場からは「仕事がきつい割に賃金が低い」「時間に追われるばかりで利用者と向き合えない」といった不満の声が上がる。担い手を増やし、離職率を下げる秘策はあるのか。現場を訪れ、課題を探った。

 「常に人手が足りず、負担も責任も重くなるばかり」。首都圏の特別養護老人ホームで派遣労働者として働く既婚男性(28)はこう漏らす。

■「食べていくのがやっと」 自問自答の毎日
 週5日勤務で、月に4日は夕方から翌朝9時までの夜勤をこなす。月給は手取りで20万円程度。「30代の正規職員の月給も私と大差ない。パートで働く妻と2人で食べていくのがやっとで、子どもなんて考えられない。働き続けるべきか、自問自答する毎日」という。
 介護労働安定センター(東京・荒川)の「平成23年度介護労働実態調査」では、介護従事者全体の平均勤続年数は4.4年。施設などで働く介護職員と訪問介護職員の年間離職率は16.1%で、全産業の14.4%より高い。
 高齢化を背景に介護サービスを提供する事業者や施設は増えている。だが「きつい仕事の割に低賃金」と敬遠する人は多く、現場は慢性的に人手不足だ。
 賃金を引き上げれば離職率が低下するかといえば、そう単純な問題でもない。

■時間に追われ、「まるで流れ作業…」
 「時間に追われ、流れ作業をこなしているようだった」。神奈川県鎌倉市の通所介護施設で働く石川尚樹さん(23)は、大規模な特別養護老人ホームで派遣労働者として働いていたかつての日々をこう振り返る。
 最も大変だったのが、入浴介助。スタッフ4人が脱衣所と洗い場の二手に分かれ、1時間に8人、1日計30人のお年寄りの入浴を助けねばならなかった。心身ともに疲れ果て、昨年12月に今の職場に再就職した。
 1日の利用者は10人前後と少なくなった。「一人ひとりとじっくり向き合って意思疎通ができる。『ありがとう』と言われるたびに、この仕事でよかったと思えるようになった」と語る。
 将来にも希望を持てる。同施設は介護コンサルティングを手掛ける別法人と人事交流があり「ここで経験を積んで評価されれば、介護に携わる人材育成の講師の道に進むこともできる」。……

 何よりも低賃金であえぐ。そのうえに過重労働だ。しかも、専門性が必要な職場であるにもかかわらず、そのことが十分に保障されず、働きがいという点でも矛盾が生じる。
 記事のなかでは、一歩一歩、職場改善にとりくむところも出ているという。だけど、主戦場たる家族介護支援・在宅ケアなどはそれがおくれている。実際には、介護保険も改悪され、制度はどんどん悪くなる。それで、職場は守れるのか、働きがいが守れるのか?深刻な事態が進行している。

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コメント

「一人ひとりとじっくり向き合って意思疎通ができる。『ありがとう』と言われるたびに、この仕事でよかったと思えるようになった」

正に、これこそが介護の仕事というのは、「人が人を支える仕事である」と言うところに変わり無い分けだし。同時に、こうした思いこそが、介護の仕事の魅力でもありますよね。
だが、そのためには、一人一人とじっくりと向き合ってみて意思疎通が図れるものでもあるとすれば、一人の介護スタッフが相手にする人数というのも限りもある訳だし、一人の介護ヘルパーがより多くの高齢者を相手にするようになれば、それだけ過重な負担にもなる訳だし、だからと言って、一人のスタッフの負担軽減を図るためには、より多くの人材が必要になることは間違いありませんが、そのために人件費の負担により、高齢者の皆さまへの利用料金等の負担が増えることになれば、新自由主義的な競争原理とは相容れないことは間違い無いのは当然のことですよね。
ましてや、余りにも低賃金労働で働かせる様なことをすれば、使い物にならない間抜けスタッフしか集まるわけないし、これでは、幾ら魅力ある仕事とは言え、サービス向上には繋がらないし、利用者にとっての負担も増えるばかりでなく、返って利用者も減ってしまうばかりでしか無くなるし、とんだ間抜け会社と同じことでしかならないかと思うと、聞いて呆れることろもありますが、お互いにとって、此れ程不幸で悲しいことはございませんよね。

だとすれば、介護保険の負担については、若い世代に負担をして頂くことで、それにより少しでも利用者への負担を軽減すると同時に、これに従事する職員の皆様への人件費に還元してあげると共に、サービスの質の向上と雇用拡大を通じて、こうした利用施設に対して、より安定した収益を確保し、地道ながらも安定した利益拡大を齎して行く様にすれば良いのだし、更には、こうした介護人材の育成に当たっては、それこそ求職者支援制度による職業訓練を通して、必要なスキルを身につけて、こうした介護施設等で、幾らでも活躍する機会を与えてあげる様にすれば、それが何よりのことだし、ましてや生活保護受給者の皆様への就労支援も予て、幾らでも参加して頂くようにすれば、それにより生活保護に係る予算の削減に繋がると同時に、減らした分は、他で生活に困っている人たちに幾らでも廻してあげる様にすれば良いのだし、あるいは、農家への個別所得補償制度にも廻してあげる様にすれば良いのだし、それでも予算が余った場合には、財政赤字の削減にでもつながれば、それが結果的に、日本経済を共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らして行くことが出来る社会福祉国家になることに繋がる分けだし、こうした取り組みが、中国に対しても良いお手本となる様に示してあげると同時に、日本で活躍したい中国人の皆様が入れ歯、幾らでも受け容れてあげても構わないのだし、あるいは、アメリカからも受け容れてあげても構わないし、中国に帰国してから、幾らでも活躍することが出来る機会を与えてあげると同時に、日本だけでは限界があるのであれば、それこそアメリカと共に、得意分野を活かして手を貸してあげる様にすれば、それが、日本の国益に叶うと同時に、アメリカの国益にも叶うし、中国の国益にも叶うことになるのなら、此れ程喜ばしいことはございませんよね。

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