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2012/10/13

社会運動としての個人加盟ユニオンの可能性~首都圏青年ユニオンのこれまでとこれから

6d2eo 今日は早朝仕事、職場では、実務が中心。予告をつくって、原稿料実務。結構、細かい仕事をパソコン相手に。そして昼過ぎから、首都圏青年ユニオンを支える会総会記念シンポジウム「社会運動としての個人加盟ユニオンの可能性~首都圏青年ユニオンのこれまでとこれから」という刺激的なタイトルのシンポを聞きに大塚に向かう。

 シンポでは、まず後藤道夫さんが、青年ユニオン支える会をつくったときの問題意識と今を語る。非日本型雇用タイプの労働市場の標準化 したが、しかし、ヨーロッパ型の職種別労働市場でない、無規制な労働市場が標準化にすすんでいる。04年ごろには、規制された労働市場に転換できる運動をどのように想定していたのかを語る。そこで焦点になるのは、既存の労働組合は職場をこえるべきか、そうでないのかという問題。職場というかぎり、正規だけになる。そのため既存の産別単産は、企業別単組と単産内に個人加盟に並行してとりくみ、後者に主軸を移行し、人材・財政力の3分の1から、4分の1を未組織の組織化に傾注すべきだと。支える会はそのための実験だったと。
 ではこの10年で転換はすすんだかという点では、うまく肩代わりはならなかったと。個人加盟ユニオンは成長したが、平行・結合は停滞したと。個人のユニオンは、社会運動、直接的な労使関係を大きくこえてたたかう、狭義の労働運動以外の社会資源の動員、労働者の生活諸領域にかかわり多面的総合的なとりくみたたかいという共通の特徴がある、それをいかしながら、今後のイメージとして、総合的生活支援型コミュニティ労働運動などもふくめたものがあるが、対象とする労働者によって、性格がちがってくる。それを自身で選ぶべきだと。
 元全労連の寺間さんは、リーマンショックでローカルユニオンの増加を指摘。まず、企業内組合に相談。しかし、民間では、非正規は構成対象にならず、やもなく県労連がちょっかつで、ローカルユニオンに加盟して。回転ドアといわれるが、絶対数は増えている。
 青年労働者が「法の支配」を切り拓いてきたことを、偽装請負、偽装雇用、偽装管理職との個人加盟ユニオンのたたかいの成果としてまとめられた。前進の背景として、①地域運動と社会的労働運動への共感。「ユニオンがある!」(道新)。②民間大企業組合の排他性への批判。③製造派遣の急増、賃金・労働条件決定システムの変化などで解明された。
 そして、河添さんのところで、激しい睡魔が(ごめんなさい)

 討論を聞きながらの以下感想。

 日本の企業内組合は、産別に単産を組織しても協約をもっているわけでもなく、社会的な規範を形成する力はない。労働組合はその役割をはたしていくうえで、でも、そこをどう打破していくのか。その点では、後藤さんの問題意識は理解はできる。しかし、同時に、その労働組合が、どんどん後退して過程にあるときの問題だ。その点では、そもその既存の組合員の思いだとか元気だとかが軸になっていかないと、問題はなかなかむずかしい。そこでは、もう1つ、2つ何か必要なことがあるような気がするという感じがした。

 河添さんが、職場を基礎にした活動も少数ではあるがユニオンのあることを紹介しながら、しかし、実践的には、相談からの点在の定着。別のオルグがおけるのならばと。企業別では、個人加盟の要求、優先されない。個人加盟型、社会運動として地域に必要。現段階で、そういう組織が社会的な役割をはたせる。とくに拾われてないところをどうするかということで、べローチェでの、改正労働契約法で5年で期間ない労働者に転換。5年の前に切られるかもしれない状況が、労働組合のない職場で先行して起こっている問題を指摘。これはよく考えるべき問題だと思った。
 後藤さんが、このままだと、正規労働者の組合やせほそっていく。減っていくのがそのまま、力が衰えていく。組織化の方法をほんとうに新しくしていく。つくりなおすことの重要性を強調し。その一つの場所として、職場を考える。職場の要求に依拠することをこえるとりくみが必要だと問題提起された。
 論点はそのほかにも、たくさん提示されて、刺激的だった。

 いろいろな議論はあるし、大きな組合の議論はまた、さまざまだ。産業や職種別に考えても、いろいろもっと考慮すべき、分析すべきことはあるのだと思う。
 いやはや、いらなきゃならないことは多いなあと、思う。ボクは中途半端で。なかなかたいへんな課題だなあ。

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