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2012/10/13

私立高教員37%が非正規 生徒減り経営難、人件費抑制

 正智深谷でのたたかいが大きな影響をひろげている。こうしたことも、ユニオンの力なんだろうなあ。

私立高教員37%が非正規 生徒減り経営難、人件費抑制(朝日新聞)

雇用形態ごとの働き方の違い
 全国の私立高校で「非正規」の非常勤、常勤講師が増えている。2011年には合わせて約3万4千人に達し、全体の36.8%を占めたことが文部科学省の調査でわかった。背景には生徒数の減少による経営難がある。雇用が不安定な非正規教員の増加で、教育の質の低下を懸念する声もあがっている。
 文科省の調査によると、非正規教員の比率は、公立高(19.7%)より17ポイント以上高かった。01年と比べると、私立高の教員数は9万数千人でほとんど変化がないが、雇用期間に定めがない正規教員は、退職者補充などが抑制された結果、約4千人減少。逆に非正規教員は2800人増えて約9%の増加となった。
 少子化で、私立高の生徒数が激減している。日本私立中学高等学校連合会によると、10年間で生徒総数は15%減少。経営難の高校が増え、総経費の約7割を占める人件費が重荷になる一方、少人数の授業や習熟度別クラスなどに対応するために教員数は減らせない。
 フルタイムで働く教員にかかる人件費は1人あたり平均827万円(10年)で10年間で7%下落。同時に数を維持するため正規から非正規への置き換えも進み、平均人件費率は70%から66%に下がった。
 継続した勤務が難しい非正規教員の増加が、教育現場に与える影響は大きい。だが「経営の苦しい学校では人件費にしわ寄せが行く状況が今後も続く」(同連合会)との見方が多い。教員確保が難しい私学では、人材会社から派遣される教員を活用する学校もある。
 文科省によると、教員の雇用形態に関する規制はなく、私学行政課は「各校の状況を踏まえ、適切に判断していただきたい」と説明する。…

 考えて見ると、教育にはこれだけのものと人が必要で、そのための財源はこうするというような基準や財政のあり方というのが、憲法や教育基本法にもとづいてつくられてきたわけではない。つねに、財政事情や政治的状況によって左右されてきたのが教育をめぐる現状なのかもしれない。だから、学校では、教育の質を保証する条件が崩される。とくに、私学に集中的にあらわれる。

 記事は、この後「年収160万円、休日バイト」と、非正規の実態、そして、「派遣・請負じわじわ拡大」と、そこに派遣や請負が広がっていることが明らかにされていく。それで、ほんとうにふさわしい教育が可能なのか。
 子育て世代の経済困難が広がり、そのことが教育費という形でさまざまな困難を広げている。それと裏返しの問題として、教育現場そのものが崩壊しようとしている。その姿もかなり酷くなっている。子どもにちょって、二重三重の苦難でもある。

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コメント

まともな教師なら、雇用形態に関係なく、むしろ派遣や請負であっても、一つの学校ばかりでなく、複数の学校で、幾らでも活躍できる機会が得られることによって、正規雇用にしがみつくことしか出来無い様な間抜け教師よりも、より高い賃金が得られることになるのなら、返って喜ばしいことかもしれませんし、それが教育の質の向上に繋がることになるのなら、子供たちにとっても大いに歓迎すべきことなのかも知れませんね。
しかしながら、ただ自分の利益のことしか考えない様な身勝手な教師については、幾らでも解雇され、活躍の場を失うことになっても当然のことだし、正規雇用にしがみつく事しか出来ない間抜け教師も含めて、それこそ、騙されたふりをすれば、結局のところ、何処か人目のつかないところで自殺でもされるのなら、「どうぞご勝手に」ということで、そっと静かに滅びて頂くしか無いことは何とも皮肉なことではありますが、致し方無いことなのかも知れません。

これは、企業においても、日本の官僚機構においても変わり無い分けだし、企業であれば、新自由主義とは訣別し、極めて良心的な中堅企業や中小企業を中心に、より安定した収益や利益を確保して行くことが出来れば、それで良いのだし、官僚機構においても、自分達の既得権益のことしか考えない様な傲慢な官僚と、ただそれに反対するだけか、あるいはこれに従うことしか出来ない様な、使い物にならない間抜け官僚や身勝手な官僚については、幾らでもリストラされ放り出されることになっても当然のことだし、まともな官僚が大いに活躍できる機会を与えてあげることで、それが介護や子育て支援をはじめ、地域経済の活性化に繋がることにより、雇用拡大をはじめ、アメリカにおける企業家精神というものも取り込んで来ることにより、日本経済を共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来る社会福祉国家へと生まれ変わることが出来れば、返って喜ばしいことでは無いでしょうか。

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