政権交代 - 民主党政権とは何であったのか
うーん。リベラルなイメージのある小林さんだけど、政権交代の3年間を描いた部分は、どうもね。何よりも財政危機の打開には、いずれは消費税増税が必要というのが前提になっていること、そしてアメリカとの同盟が前提になっているということ。これはちょっと。
結論は、小選挙区によって、民主主義が危機に陥っているというのは同意。そこを民意の反映される選挙制度にという提案。選挙制度が論じられているときだけに、これは大事。
だけど、一方で、実際に多数を握っている人たちが主導的に選挙制度にこのように手をつけるのかどうはかまた別。実際に、どのように民意が踏みにじられるのか、ここではもう一つ踏み込みがないと。
と同時に、なぜ、民意との乖離が生まれるのか。学歴の低い層が、経済困難を感じ、政権に不満があり、野党に投票すると小林さんは分析している。というならば、ここで、選択が揺れるのではなく、政権と民意の乖離を生まない選択への、議論の内容、過程とはどういうものなのか。同時に、学歴の高い層が、先の前提にとらわれているのならば、そこにどう接近するのか。一面的ではない世論をどう説き明かすのか。
「読書」カテゴリの記事
- 11月号ができています(2024.10.08)
- 石破さんのインタビュー本『保守政治家 石破茂』を読み始める(2024.10.02)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(2024.08.25)
- 木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発 :「ニライカナイには行けない」(2024.08.15)
「政治」カテゴリの記事
- 11月号ができています(2024.10.08)
- 衆院本会議 石破首相 初の代表質問 公認方針などで論戦(2024.10.07)
- 「北海道内4港、日米演習で使用 10月23日から 釧路は米部隊輸送」「着眼点と調査力 本領発揮 JCJ賞贈賞式 「赤旗」日曜版に大賞」(2024.10.06)
- 「8番目の男」、教育機関への公的支出割合、日本はワースト2位…OECDが発表(2024.10.05)
- 石破首相、裏金問題を陳謝 「信頼取り戻す」所信表明演説(2024.10.04)
コメント