核燃料プール 数年で満杯 6割が運転不可に
超落ち込みモード。仕事の質がどんどん低下している。初歩的なことまでできなくなっている。ああああ。
さて、今日の朝刊から。原発の欠陥の大きな証明。
核燃料プール 数年で満杯 6割が運転不可に(東京新聞)
全国の原発五十基のうち約六割の三十三基が、数年間稼働させれば使用済み核燃料プールが満杯になり、動かせなくなることが、各電力会社への取材で分かった。新たに中間貯蔵施設を造るには十年はかかり、使用済み核燃料を再処理しても、核のごみは減らず、再生される混合酸化物燃料(MOX燃料)は使う計画がない。原発の抱える深刻な問題がはっきりした。
本紙は、原発を保有する九つの電力会社と日本原子力発電(原電)に、各原発のプールの空き容量のほか、一年(通常、原発の定期検査の間隔は十三カ月)ごとの核燃料交換の実績値を取材。そのデータから、各プールがあと何年で満杯になるかを計算した。
これまでプールの空き容量は三割強あり、当面は何とかなるとされてきたが、個別に見ると状況はもっと厳しかった。
東京電力の福島第一5、6号機(福島県)や柏崎刈羽6、7号機(新潟県)は既にほぼ満杯。同社と原電は共同出資して青森県むつ市に中間貯蔵施設を建設中だが、まだ完成していない。仮に完成しても、六年ほどでいっぱいになる。
中部電力浜岡3、4号機(静岡県)、関西電力美浜1、2号機、大飯1、2号機、高浜1、2号機(いずれも福井県)などは一~三年分の空き容量しかない。新しい号機のプールは比較的余裕があるものの、ほかの号機の使用済み核燃料を受け入れると五年前後で満杯になってしまう状況だった。
東電と原電以外は、再処理工場(青森県六ケ所村)の貯蔵プールを活用したいところだが、既に97%以上が埋まっている。中間貯蔵施設を新設することも考えられるが、むつ市の事例も計画からほぼ完成まで十二年を要しており、とても各原発の厳しい状況には間に合わない。
十二年分以上の残り容量があるのは、北海道電力泊3号機(北海道)、四国電力伊方3号機(愛媛県)、九州電力川内1号機(鹿児島県)の三基だけだった。…
この使用済み核燃料の問題は解決の見通しはまったくない。MOXだってめどはない。しかも、この燃料プールそのものの安全性が、世界から最大の危険視されていることの1つで、その改善も何も進んでいないのだから。おそろしい話である。
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使用済み核燃料の問題に限らず、放射性廃棄物についても、問題が解決していないにも拘らず、
原発再稼働とは、聞いて呆れるどころの話ではございませんよね。
こんな状態を放置していれば、アメリカからは、幾らでも脱原発への圧力も掛けられて当然のことだし、それなのに原発再稼働させたところで、幾らでも騙されたふりをして、オスプレイ配備で揺さぶられることになるのは自明のことでしかありませんよね。
そもそも、今年の暑い夏でも、原発再稼働させなくても、計画停電を実施しなくても、十分に電力を賄うことも可能であったのでは無いかと言うことも、ある程度は予想通りだったことも思えば、いよいよ、原子力ムラに対して、国民全体の方から、騙されたふりをして、二度と原発再稼働させることなく、原発ゼロを目指して、幾らでも揺さぶって行くしか無いし、それこそ、アメリカに対しても、騙されたふりをして、原発再稼働は二度とさせないことで、日本に運び込まれたオスプレイを、韓国にでも持って行かれるのであれば、「どうぞご自由に」と言うことで持って行かせる様に上手く外交カードとして利用する価値はあるものの、使用済み核燃料なら、アメリカをはじめとして、使い回しをして頂けるところがあれば、そうした国へ二足三文で譲ってあげる位なら、良いのですが、さすがに放射性廃棄物だけは、他国に持っていくなんてことは許されるものではございませんよね。
まともな日本人なら、もう原発なんか無くても生きていけるということに気づくことも出来て当然のことだし、原発ゼロにした場合には電力料金の値上げが必要になるなんていうことも、騙されたふりをすれば、疑わしいどころか、値上げが必要なら、それこそ大企業に対してだけに幾らでも値上げをして、節電に喜んで協力させるようにすることで、電力需要の大幅な削減に繋げれば良いだけのことだし、愛国心というものがあれば、幾らでも出来て当然のことですよね。
さらに、消費税増税についても、結局は自分達の利益のことしか考えないていないとしか言い様が無いと思えば、こうした身勝手で強欲な大企業をはじめとする既得権益層に対しては、国民全体がアメリカをはじめとする全世界と共に、騙されたふりをして、幾らでも日本から、とっとと追い出して、使用済み核燃料と共に、ただひっそりと生きて行って頂けるのであれば、それが何よりのことだし、全人類から邪魔されるようなことを仕出かせば、国内の単なる跳ね返りに過ぎない亡国ニッポンを蘇らせようとしている連中に対して、騙されたふりをして、日本から幾らでも追い出すことで、最後は放射性廃棄物と共に、何処か人目のつかないところで、そっと静かに葬られて、そのまま滅びて頂くしかない事も自明のことでしかありませんよね。
日本は、世界の中で、ただひっそりと存続して行くことが出来ればそれが何よりのことだし、国内では、変な騒ぎも無く、いじめや自殺も減り、犯罪も減り、国内需要の激減に伴い、経済規模も縮小することで、世界的なグローバル競争には、喜んで敗北してあげることで、変な戦争に巻き込まれることも無く、国民全体が、もう幾らでも身を縮める様にすれば、変な見栄を張ることもせず、無欲化することにより、幾らでもひっそりと静まり返った社会となって安定化させることで、幸せに暮らすことが出来るのなら、もうこれだけで十分なことだし、それにより極端な富裕層は没落すると共に、極端な貧困層も一人もいなくなることで、中間層だけが幾らでも増大することで、貧富の格差も縮小し、誰もが損することも無いどころか、誰もが得することだけをすることで、日本経済を共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、地道ながらも安定したプラス成長と貿易黒字を維持しつつ、持続的発展と、地域経済の活性化をはじめとする、様々な分業体制と循環型経済により廃棄物も幾らでも減らすことにより、地球環境全体に恩返しが出来ることも、また大いに誇りとすることが出来れば、少子高齢化対策にもなるし、過疎化対策にも繋がるし、東京や大阪は、人口減少により幾らでも衰退したところで、首都機能の地方分散などによって、地方へ人口が流出することにより、全体としての人口減少の歯止めにもなれば、此れ程喜ばしいことは無いし、国境を乗り越えて行くことにより、日本の国益が、アメリカをはじめとする世界中の全ての国々にとっての国益を齎すことに繋がれば、全人類が一つの絆となって、世界経済を共に支え合い、助け合い、分かち合うという絆により、持続的発展と共に、資源や食糧を分け合い、廃棄物を幾らでも減らすことで、環境破壊を食い止めることも出来て、地球環境全体に恩返しすることで、物騒な戦争も無くなり、先進国と途上国との経済格差も縮小していくことで、様々な文化の違いというものも乗り越え、全人類が無欲化することで、国際社会全体の平和と安定を齎すことで、幸せに生きて行くことが出来る様になりさえすれば、もう何も言うことは無いし、此れ程素晴らしいことは無いし、それが何よりのことでは無いかとさえ、つくづく感じると同時に、日本では、「困った時はお互い様」ということが、国境を乗り越えて拡大する様に、上手く世界に対して発信して行くで、心豊かで穏やかな一流国にはならずとも、途上国でも無い、新興中間国という二流国として存在感があれば、これだけを大いに誇りと出来れば、これだけで十分なことでは無いでしょうか。
投稿: asa | 2012/09/05 10:13