大鹿村騒動記
原田芳雄の遺作でもある。彼は、ボクが小さい頃から、テレビに出ていたスターだったけど、映画人としての彼は、「竜馬暗殺」などの黒木作品かな、やっぱり。この映画は、超ベテランの、役者たちが主人公。大鹿歌舞伎を素材に、主人公のところに、幼なじみと駆け落ちした妻が、”壊れた”形で帰ってくる。そして、性同一障害に悩む若者。いわば芝居という非日常の世界に、劇的な非日常が流れ込む。滑稽で、おかしく、物語は展開する。悲しみも、苦しみも織り込みながら。
物語の全編、阪上順治らしいヒューマンな展開。阪上ファンとしては満足の一本。
人生は不可思議。だけど、年をとるのは悪くはない。老優たちが全身で語りかける。だけど、まあこの人たちがんばるなあ。がんばったなあ。忌野清志郎の歌もまたいい。合掌。
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