メルトダウン 連鎖の真相
今日のNHKスペシャル。正直、驚いた。恐ろしかった。
あの日「メルトダウン」していく事故の現場でいったい何が起きていたのか? 福島第一原子力発電所の事故は、発生から1年4ヶ月がたった今なお多くの謎を残したままだ。 番組では今回、1号機が爆発した3月12日から2号機がメルトダウンをおこした3月15日までの3日間を徹底検証する。実は、この期間にほとんどの放射性物質が外部へ放出されていた。 しかもそのほとんどは「水素爆発」によるものではなく、これまで国や電力会社が想定もしていなかったあるルートからだった可能性が浮かび上がってきた。史上最悪レベルの事故を防ぐことは出来なかったのか? 現場の作業を阻んだ放射線。そして外部からの支援も途絶え孤立していった原発の実態。 独自のデータと最新のシミュレーション、そして現場の当事者たちの証言から事故の真相に迫る。
メルトダウンにむけて何がおこっていたのか。番組がとりあげたのは3つ。SR弁が開かなかったのは構造的な問題では、ベントができなかったのは地震による空気を送る管が破損していたのでは、そしてSR弁を動かすバッテリーが届かなかったというシステムの問題。基本は、シビアアクシデントに対応していなかった問題ではあるのだけども、問題なのは、そういったことは、さまざまな検証委員会の報告でもまったく検証されていないこと。つまり、まだまだ、事故の検証はおこなわれきれていないのだ。本当に何がおこっていたのか。
そんなことの検証をすすめられないまま、なぜ、再稼働なのか? 再稼働をすすめるのはなぜなのか。そのことはやはりいま問われているのだ。
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