王女の男
トンイのあとにはじまったのがこれ。主演のパク・シフはイルジメで、薄幸の兄の役が印象的だったけど、こんどもちょっと辛い役なんだろうなあ。そういうのに似合っているのか。
癸酉靖難という朝鮮王朝の前半の事件が舞台。(のちの世祖)が文宗の息子、端宗らを廃し、王になる。その主人公はその首陽大君のむすねセリョンと、文宗、端宗についた金宗瑞の息子、ユンス。その恋の物語。文宗の王女、敬恵公主は実在。首陽大君のむすめはドラマにセリョンの妹として出てくる懿淑公主は実在のようだ。もちろん、金宗端も実在。では、主人公たちは? このドラマでつくられたわけではなく、19世紀の書物「錦渓筆談」という歴代朝鮮王の逸話集をもとにしたものだという。ここに首陽大君のむすめとして世熺が出てきて、癸酉靖難で殺害された金宗瑞の孫との恋物語がつづられているという。
父の謀反心を知った娘は地方に移され、そこである青年と出会う。その青年と同じような身の上であることを知り、洞窟で同居することになる。自然と愛情が芽生え、二人は婚姻する。そのとき、金宗瑞の孫だと明らかにする。その後、世祖(首陽大君)は二人に帰ってくるように言うが、二人はそうしなかったという物語。ストーリーはだいぶちがうが、王女の男の最終回を何となく予想させるのかも。
まあ、やっぱり韓国歴史ドラマは深いのである。
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今回のドラマの主人公である金ジョンソの息子であるユンスについては、日本の大河ドラマである
「平清盛」の中の源頼朝と、母親を亡くしたところも含め、共通するものがありますね。
首陽大君を平清盛に置き換えれば、その娘であるセリョンは、何処か常盤御前と共通出来るところ
もあるし、別の見方をすれば、ユンスを源義朝に置き換えれば、その父である金ジョンソは源為義に置き換えると、首陽大君は信西入道にも置き換えて見ることも出来るし、そうした観点から相対的に比較して見ることで、大変興味深くもなるし、こうした文化の違いというものを乗り越え、私たちの日本の社会を幾らでも良くすることで日本文化というものを幾らでも改善し、世界的にも高く評価されることが出来れば、これに越したことは無いのでは無いでしょうか。
投稿: asa | 2012/07/25 10:07