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2012/07/01

軍隊は女性を守らない―沖縄の日本軍慰安所と米軍の性暴力

Img093 先日まで、那覇の歴史博物館でおこなわれていた展示が、wamアクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」ではじまったので、見に行ってきた。沖縄の展示は、博物館始まって以来の人が来たという。たしかに、日本軍「慰安婦」調査の歴史をたどれば、まず沖縄からはじまっている。ねばり強い調査で、沖縄戦では、140箇所以上の慰安所がつくられていたことがわかっている。証言で、おおよその場所は明らかになっている。しかし、名前を公表して、その実態を語っている展示は2人しかない。もちろん、軍隊がもっていた資料は焼失している。あの地上戦のなかで、朝鮮や台湾からつれられてきた人は、置き捨てられ、悲惨な終戦を迎えたことは想像に難くない。米軍の資料には160人ほどの女性が自身の国に帰っていった記録はあるという。だけど、沖縄で死んだ人少なくないのだと思う。そして、沖縄で戦後暮らした人の存在も知られている。ただ、平和のいしじにさえその記載はないという。

20120701_161611 今日はオープニングのイベントがあった。
 宮城晴美さんと高里鈴代さん。一度、話を聞いてみたかった人たちだから、出かけていったのだ!宮城さんは、いうまでもなく、沖縄戦の研究者で、座間味村生まれ、『母の遺したもの―沖縄・座間味島「集団自決」の新しい事実』などの著者がある、このブログでも紹介した。高里鈴代さんは、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表で、米軍による性被害の告発の先頭に立ってきた。『沖縄の女たち―基地・軍隊と女性の人権』はいわばバイブルだな。
 宮城さんは、「『集団自決』とトラウマ~沖縄女性史の視点から」と題して、沖縄で慰安所がつくられる経緯やその実際、「集団自決」を名称問題から、その座間味での実相、そして、住民が負ったトラウマについて話された。このトラウマの話はもっと聞きたい。
 高里さんは、「米軍駐留下の性暴力被害~日本の「捨て石」、沖縄の今」と題して、95年の北京会議でのレクイエムからはじめて、慰安所は、米軍駐留下に引きつかれ、そして、戦後の沖縄での性被害へと続く歴史へと振り返る。
まさに苦難の歴史だ。

 いま、沖縄の海兵隊は、内部告発でも性的事件は、米軍のなかで2番目に多いそうだ。性被害は、女性の人権の問題であると同時に、軍隊とはなにかを問うている。原発ゼロと同じように、軍隊にたよらない平和を考えないといけないという高里さんの訴えは、同感だ。それが、ボクが、「9条の軍事戦略」という言葉には絶対にのれない理由。それはあくまでも、軍隊の視点からの発想であり、そこに住んで苦しんでいる住民の視点ではない。もちろん、では軍隊にたよらない平和のために何ができるのかというのは、そう簡単なことではないのだけどね。

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