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2012/07/14

ちょっと、これはないよなあ――朝日新聞 《いじめられている君へ》

 今日、朝、新聞を見て驚いた。朝日の一面。これはない。

《いじめられている君へ》内藤大助さん(朝日新聞)

 いいか、絶対にあきらめるな。いじめが一生続く、自分だけが不幸なんだって思ってるだろ? 俺自身もそうだったから。でも、いじめはきっとなくなるものなんだ。
 俺は中学2年の時からいじめられた。はっきりした原因は俺にもわからないけど、同級生から「ボンビー(貧乏)」ってあだ名をつけられて、バカにされた。
 北海道で育ったんだけど、母子家庭でさ。自宅で民宿をやっていて、母が朝から晩まで働いていた。
 家は古くてボロくて、制服も四つ上の兄のお下がり。つぎはぎだらけだったから、やっぱりバカにされたよ。せっかく祖母が縫って直してくれたのに、俺はバカにされるのが嫌で、わざわざハサミでつぎはぎを切ったこともあったよ。
 中3になってもしんどくて、胃潰瘍(かいよう)になった。学校で胃薬を飲んでいたら、先生から「何を飲んでいるんだ」って叱られた。理由も聞いてもらえず、つらかったな。あのとき一瞬、先生が助けてくれるかもって思ったんだけど……。

 内藤さんが語っていることは、善意からのことだから、責められることではない。
 だけど、いま、いじめに苦しんでいる子どもたちに、社会が発するべきメッセージは、きみはまちがっていない、きみは君のままでいい、きみは一人じゃない、社会が、私たちがきみのことを全力で守るというようなメッセージではないのかなあ。
 そうなのに、相談する勇気をもてというのは、被害者の責任を問うようなメッセージになってしまう。

 そのことが、まったくずれている。それは、新聞社の編集方針、もっといえばこの問題にたいする考え方の問題だ。そこがずれている。
 たしか、6年前にも朝日は同じことをしている。何の教訓も学んでいないのかと。ちょっと、あ然とした。

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