なぜ真実が分からない~大津・生徒自殺 問われる調査~
数日前のクローズアップ現代。
警察が学校と教育委員会を捜査する異例の展開となった大津市の中学2年生自殺問題。学校の調査は原因究明に生かされていないとして、厳しい批判が起きている。実は自殺問題が各地で起きるたび、それぞれの学校は、事実関係を明らかにするよう求める遺族から、消極的だと批判されてきた。しかし、文部科学省が去年6月、自殺が起きた場合には、学校が速やかな対応を取り、場合によっては第三者委員会を設置して原因を明らかにするよう通知を出していた。その直後に起きた、いじめとの関係が疑われる自殺。なぜ学校は子どもが自殺しても原因を明らかにすることができないのか。自殺調査のあり方を考える。
それはそれで、いま、なかなか真実がわからない現状はよくわかるように告発している。それがどれだけ問題なのかと言うことも。
だけど、やっぱり、いじめのおこる原因との関係での関係で議論してほしい。その結果、なぜ真実が分からないかということも、表面的な感じがする。もっと、学校にも、教育委員会にも根深い問題がある。
と同時に、では、警察の今のような捜査がふさわしいのか(警察の捜査一般については別として)、市長部局の第三者委員会というのがほんとうにふさわしいのか。もっと、子ども、教育の本質にねざしながら丁寧に議論してほしいとも思うけどなあ。
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