高校入試・適格者主義、学力保障を考える
あすから出張校正というのに、それでもいかなくっちゃいけないなあと、必死に、参加した次第。それはそれで、刺激的。中教審の議論の中心になっている人の話を聞く機会は、最近では特特の宮崎さんの話を聞く機会があったりするけど、とても大事なこと。そういう点では、安彦先生も、なかなかの人であるし、それがいまの中教審のある側面であることも重要だな。
安彦さんの語りは、それはそれで、真正面からの安彦教育学の世界で、いまの子どもの現状をどう考えるのかという視点で、議論はなりたっている。「その見立てがおれとはちがいうよなあ」などと、臨場の気分でつぶやきつつ、その中身をいろいろ考えると、子どもの発達について、形にはまった感じがする。よく言えば理想主義。だけど、子どもはいまの現実のなかで、悩み葛藤している。その子どもの姿がない。実際に、高校教育でこまっている子どもの姿はちょっと違う。ということをかんがえていると。そういう問題は乾さんが発言して、論争になった。一つうえの世代の乾先生の発想と、同じだったのを、よころびつつ、それでいいのかとも考えながら。一方で、その発想の延長線上で言えば、子どもも学力、もっといえば、安彦さんがいうような、基礎や基本の概念はそれでいいのかということも考えはじめる。
まあ、今日はここまでで、その後は、知人と、ただダラダラと飲んだわけだけど、だけど、自分にとって、ずっと考えているこの若者の問題を、いっしょに考えてくれる仲間が、ぱっと近くにいることには、ただただ感謝。現状のきびしさから言えばこんな言い方はよくないんだろうと思いながら、いろいろ、十分すぎる刺激をもらって、もっといろいろとりくまなくっちゃって、思える一日。面白かったです。
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