首相、沖縄知事と正式会談せず オスプレイ反発を考慮?
昨日は慰霊の日。昼にぼやーっと、追悼の式典を見ていた。
さて、こんなことがあった。
首相、沖縄知事と正式会談せず オスプレイ反発を考慮?(朝日新聞)野田佳彦首相は23日、沖縄全戦没者追悼式に参列するため沖縄県を訪れた。米新型輸送機オスプレイの沖縄配備を8月に控えるが、県内では反発が強まる。炎が広がるのを避けたのか、仲井真弘多(ひろかず)知事との正式な会談は見送り、米軍関連施設にも足を運ばなかった。
糸満市の平和祈念公園で開かれた追悼式で、首相は「現在も沖縄に米軍基地が集中し、多大なご負担をかけている事実は慚愧(ざんき)に堪えない。基地負担の早期軽減に全力を尽くし、具体的に目に見える形で進展させる」とあいさつしたが、現実とのギャップは否めない。
日米両政府は普天間飛行場移設よりグアム移転の先行で合意。首相は「沖縄の負担軽減」だとアピールするが、地元では普天間固定化への懸念が出る。墜落事故が相次ぐオスプレイの普天間配備では、17日の宜野湾市での反対集会に約5200人が集結。首相周辺には「このタイミングでオスプレイの話ができるわけがない」(官邸スタッフ)との声も強く、首相は空港に見送りに来た知事と数分言葉を交わしただけだった。…
何を考慮したというのだろうか? 沖縄戦の惨劇は、いまでも、生存者たちの大きな傷になっている。そのことを、まず正面から考えるべき。同時に、この沖縄戦は、アメリカの軍事的支配のはじまりだった。その後の沖縄もつねに、基地のなかにあり、戦争とともにあったと言っていい。そういう戦後の沖縄のありようが、生存者たちを苦しめているということにどうして、為政者は思い至らないのだろうか?それでもオスプレイを配備するというのだから。
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