東京新聞6月16日朝刊、再稼働抗議デモの不掲載について
本当にメディアが問われているんだよ。
東京新聞6月16日朝刊、再稼働抗議デモの不掲載について~応答室だより・鈴木賀津彦室長(東京新聞)野田政権が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決める前日の十五日夕、首相官邸周辺で大規模な抗議デモがありました。本紙の十六日朝刊には、このデモを報じた記事や写真はなく、読者の皆さんから左記に代表される批判が百件以上寄せられました。
東京電力福島第一原発事故以降、本紙は、事故が起きた原因を検証する一方、原発に頼らない社会に向けた報道に取り組んできました。主権が権力を握る政治家や官僚にあるのではなく、市民の側にあることを確認するため、市民の行動や声を紙面できちんと扱うことにも努めてきました。
再稼働決定前夜のデモは当然報じるべきでした。掲載に圧力がかかったわけではありません。取材を担当する部署内の連絡ミスで、当日、現場に出向いた記者がいなかったのです。官邸前に足を運んだ多くの市民に寄り添うことができず、肝心な取材を怠ってしまう結果となりました。これを重く受け止め、ミスをなくす取材態勢を整えました。
時の政権への市民の異議申し立てを記録していくことは、ジャーナリズムの重要な役割です。「主権在民」「主権在官」を打破し、主権者の意思を国の政策決定に反映させる。それを後押しする本紙の姿勢は揺らいでいません。
これが真実かはわからないけど、これからのこの新聞の記事がその答えを教えてくれる。そういう目でみたいもの。同時に、少なくとも、脱原発を掲げた、大手メディアについては、東京新聞この記事をどう読んだか発言して欲しいと思う。当然、多くの質問がなされているのだろうから!
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