重重 Layer by layer―中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」ハルモニたちの写真展
ということで、さっそく、この写真展に行ってきた。とにかく、ニコンは場所を貸すというだけ、警備は厳重だけど、監視もついていて、何か違反があれば、すぐに写真展を中止にさせるということではないかと関係者の談。たしかにものものしい警備。
だけど、注目されたこともあり、写真展の入りは、このクラスの写真展では異例の大入り。写真そのものがとても訴える力があり、見る人に迫ってくるだけに、たくさんの人が見るというのはとても意味があることだと思う。
テーマは、中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」。たぶん、撮影場所は、東北部だろうか? 養老院などの建物もうつっている。その暮らしは見る限りとても豊かとは言えない。凄惨な戦中の体験のあとの戦後の苦難を容易に想像することができる。
この問題は、民族の苦難でもある。だけど、同時に、実際の苦難は個々バラバラに、ハルモニたちのうえにふりかかってきた。その個別の苦難が写真をとおして、胸に迫る。何とも言えない孤独の中を生きる彼女たちのその姿。そのことそのものが、この写真家をして、ハルモニたちの姿を撮らせたということなのだろうが。
ならば、加害者としてのわれわれも民族的な課題だ。それを、個々の人間としてどうこの課題に向き合うのか。そんなことも考えさせられる。
会場では、顔見知りのフォトジャーナリストが写真で出きることはないか、など、真剣に話し合っていた。
写真家本人のHP。これもまた、心に迫る。
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