政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること
堤美果さんの新著。ちょっと時間がたってしまったけど、読了かな。
TPP、イラク戦争、フクシマ、教育改革、格差社会、さまざまな材料を駆使しながら、言っているのは、政府は必ず、嘘をつくこと、そして、マスメディアも嘘をつくこと、しかもそれをささえるような人間づくりがされているという問題。たぶん最後の問題はとてつもなく大事な視点。新自由主義にとらわれている問題と政治意識に問題との関係は。
全体として、かなり荒っぽい議論の印象はある。とくに真ん中の中東の問題辺りは。
だけど、批判的な確固とした視点がいまほど重要なときはない。そこは大事。同時に、一般の意識との乖離とどう感じるか。つまり、アジるだけでは解決しない。政治は変わらない。なら、どう接近し、確固とした批判的な視点を広げていくのか、なんだけどねえ。
だってこのままじゃおかしいじゃんという事実は、たくさんある。そして、このままじゃあ、と思っている人も増えている。だけど、実感として、政治の方向、世論の動向は必ずしも、前進的な歩みをしているとは到底思えない。そういう時期に、どんな議論をするのか、その接近の角度は何なのか。うーん。まだまだ悩んでるのですけどねえ。
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