「沖縄は国防の要衝」=野田首相、自衛隊基地で訓示
今日は、沖縄の施政権返還から40年の日。沖縄を踏みにじり続けるときの政権が、また歴史を刻む。
「沖縄は国防の要衝」=野田首相、自衛隊基地で訓示(時事通信)野田佳彦首相は15日午後、沖縄復帰40周年記念式典に出席するため、那覇市の航空自衛隊那覇基地に空自U4多用途支援機で到着した。首相は約980人の隊員を前に訓示し、「沖縄県、南西諸島はわが国の西の国境として、国防の要衝だ。諸君の任務はわが国全体の守りを支えている」と強調した。
首相は「抑止力としての在沖縄米軍もわが国の安全保障に不可欠の存在だ。自衛隊の最高指揮官として諸君の活動に引き続き強く期待する」と述べた
アメリカでも、抑止力としての沖縄の議論は否定されつつある。冷静に考えても、北朝鮮や中国の脅威を利用しながらも、沖縄の抑止力は無理があろう。だけど、政権も米軍も沖縄に固執する。それが、”特権”というもの、”従属”というものの姿なのだと思う。
返還の40年は、復帰闘争からの40年。辺戸岬の碑を思う。
辺戸岬の”祖国復帰闘争碑”の全文
祖国復帰闘争碑
全国のそして全世界の友人へ贈る。
吹き渡る風の音に耳を傾けよ。権力に抗し復帰をなし遂げた大衆の乾杯の声だ。打ち寄せる波濤の響きを聞け。戦争を拒み平和と人間解放を闘う大衆の雄叫びだ。
“鉄の暴風”やみ平和のおとずれを信じた沖縄県民は、米軍占領に引き続き、一九五二年四月二八日サンフランシスコ「平和」条約第三条により、屈辱的な米国支配の鉄鎖に繋がれた。米国の支配は傲慢で県民の自由と人権を蹂躙した。祖国日本は海の彼方に遠く、沖縄県民の声は空しく消えた。われわれの闘いは蟷螂の斧に擬された。
しかし独立と平和を闘う世界の人々との連帯であることを信じ、全国民に呼びかけ、全世界の人々に訴えた。
見よ、平和にたたずまう宜名真の里から、二七度線を断つ小舟は船出し、舷々相寄り勝利を誓う大海上大会に発展したのだ。今踏まえている土こそ、辺土区民の真心によって成る沖天の大焚火の大地なのだ。一九七二年五月一五日、沖縄の祖国復帰は実現した。しかし県民の平和への願いは叶えられず、日米国家権力の恣意のまま軍事強化に逆用された。
しかるが故にこの碑は、喜びを表明するためにあるのでもなく、ましてや勝利を記念するためにあるのでもない。
闘いをふり返り、大衆が信じ合い、自らの力を確め合い、決意を新たにし合うためにこそあり、人類が永遠に生存し、生きとし生けるものが自然の攝理の下に生きながらえ得るために警鐘を鳴らさんとしてある。
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