安世鴻 東京写真展 ニコンより中止通告!!
世界のニコンがこんなことをするのか。たしかに、右派勢力がこの写真展中止の抗議行動を展開していたようだけど……。
たぶん実行委員もされているであろう薔薇、または陽だまりの猫さんのブログが、実行委員会の声明を掲載している。「芸術を表現する場でひとりの写真家の人生をかけた作品がこのような理不尽な形で発表の機会を失ったことに憤りを感じ、そして歴史的事実を隠ぺいしようとする力の存在を改めて実感しています。」と抗議している。
一方で、ニコンのほうはHPに「6/26 (火) ~7/9 (月)安世鴻写真展は諸般の事情により中止することとなりました。関係各位の方々にご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。」とあるだけだ。
ハンギョレが次のように報じている。
日本‘慰安婦ハルモニ写真展’突然 取り消し(ハンギョレ・サランバン)ニコンサロン‘アン・セホン氏展示会’なかったことに…政治的圧力 可能性
韓-日両国が旧日本軍慰安婦強制動員被害補償問題で葛藤を起こしている中で、日本のカメラ会社ニコンの公募展に当選して来月に展示日程が確定していた在日写真家アン・セホン氏の‘慰安婦ハルモニ写真展’が電撃的に取り消された。 展示会実行委員会は公募展の主催側であるニコンサロンに説明を要求する一方、展示会を予定通り開くように促すことにした。
アン氏の写真は中国に残留した朝鮮人出身慰安婦ハルモニの姿を撮ったものだ。 ニコンサロンはすでに去る1月に審査を経て6月26日から7月9日まで東京、新宿の展示場で写真展を開くことを確定し、インターネット ホームページにも案内していた。 しかしニコンサロン担当者が22日電話で「展示会を開くことができなくなった。 理由は話せない」と明らかにしたと展示会実行委員会関係者は伝えた。 ニコンサロンは23日ホームページから当初の案内文を消して「アン・セホン氏の写真展は諸般の事情により中止することになりました。 関係者の皆さんにご迷惑をおかけして深くお詫び申し上げます」という句に変えた。
展示会実行委関係者は「ニコンサロン担当者が理由は明らかにすることはできず謝罪だけしにくるというので訪問を断った」として「展示会を当初予定通りに開くよう要求する一方、取り消そうとする理由があるならば公式文書で説明するよう要求する」と語った。
実行委側はニコンサロンが突然展示会の取り消しを通知したのは政治的圧力が作用した可能性が強いと見ている。 アン氏の写真展の便りは去る19日付<朝日新聞>東海3県(愛知・岐阜・三重)版にも記事として載せられた経緯がある。
昨年の1000回デモ、そして、少女像の問題、今年に入っても、沖縄の32軍壕の説明文問題、アメリカの「慰安婦」像撤去(粉砕)ホワイトハウス要請署名など日本軍「慰安婦」の問題に関しては、重大な局面が生じているようだ。
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