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2012/05/26

日本の貧困と生活保護

Atzkdj6ceaafj0p 午後からは、生存権裁判を支援する全国連絡会に。途中からの参加だったけど、当事者の話は胸を打つ。昨日のこともあるだけに、いろいろ考えた。

 記念講演は都留民子さん。唐鎌さんと同じような、原理的な話で本質をつくんだろうなあと思って聞いたけど、予想以上に「過激」(苦笑)。でもまあ、むちゃくちゃおもしろかった。
 何よりも、ボクが無援社会を見た時の感想、つまり、社会の構造が問われなくなってしまうという問題や、ともすれば反貧困の運動のなかで、考えなきゃいけないと感じていた問題、階級的な視点ということをずばっと言ってくれるもの(笑い)。だけど、この視点、社会を批判的な視点から見るという視点は由来ではいけない。これは絶対に正解だもの。「貧困とは勤労者階級が生みだした社会的冨が、不平等に分配・再分配され、人間の尊厳が奪われた生活を余儀なくされた状況」だから、貧困は「労働者・勤労者階級の大衆的な貧困」。それも正解。

 そのことは前提だけど。そうした階級的な支配は、直接の政策における搾取だけではなく、国家にもとづいた法的な力によっても遂行される。その法的な表現が権利との関係で、対抗関係におかれるのだろうなあ。社会保障制度などもそういう性格をもつのだろうね。ましてや、いまの社会生活の変容のもとで、その変化が、制度の変化をも要請する。どから制度独自の分析もそれはそれで必要となるということなのだろうが。

 現実から見なきゃいけない。個人のあらわれから見なきゃいけない。そこから、個別と本質。都留さんは、その個別からどんな議論をしているのだろうか。新著を是非読みたいなあ。『「大量失業社会」の労働と家族生活: 筑豊・大牟田150人のオーラルヒストリー』も楽しみだなあ。
 そして、都留さんのいう原理を、どう引き受けて、社会のいろいろな現実にきりむすぶ作業として展開するか。いまだ、新自由主義のとらわれている多くの人のなかで、視点を変える作業をしていくのか。そのあたりがボクらの仕事と言うことだろうかなあ。

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