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2012/05/22

記者の目:大阪2児放置死事件=反橋希美(大阪学芸部)

 今日の毎日の「記者の目」。胸が押しつぶされるような思いで読んだ次第。

記者の目:大阪2児放置死事件=反橋希美(大阪学芸部)(毎日新聞)

 大阪市西区のマンションで10年7月、餓死した3歳と1歳の姉弟が見つかった事件で、大阪地裁は3月16日、殺人罪に問われた母親の下村早苗被告(25)に有期刑で最長の懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡した。この判決から5日後、同地裁は1歳の娘を暴行し死なせたとして傷害致死罪に問われた両親に求刑(懲役10年)を上回る懲役15年を言い渡した。虐待事件の続発に「厳罰」を求める声は今も強まっている。だが、社会の責任に目をつぶり「未熟な親」に厳罰を科すだけで虐待は抑止できないと訴えたい。
◇厳罰だけで虐待抑止は困難
 私は下村被告と同じシングルマザーで、事件発覚当時、我が子は4歳と2歳。人ごとではないような気持ちで事件の行方を追ってきた。
 飢えと暑さに苦しむ子供を50日間もゴミが散乱する部屋に置き去りにし、男と遊び歩く母親−−。判決は離婚後に孤立を深めた下村被告の境遇を一部考慮したものの「犯行態様が残酷」と指摘、結果の重大性と虐待事件の予防の観点を重視した。下村被告は判決を不服として控訴した。……

 もちろん、許されない事件だけど。だけど、二度とくり返さないためにも、なぜここに至ったのかを明らかにすることが求められている。自身もシングルマザーである記者は、わがこととして、その事件を追いかけた。そこで、彼女が見たものは……。被告自身のネグレクトの体験、さらに乖離という障害。
 もっといえば、そこには経済的なものをはじめ、さまざまな困難が積み重なっていて、それが連鎖を読んでいる。ならば、どういう支援が必要だったのか。

 「絆」ってことは子の消えた子どもの事件でも語られるけど、そんな抽象的なことではない、たしかな、必要な支援、生きづらさをのりこえていけるような支援のあり方をボクらは共有しなければいけないのだろうなあ。「まだ手がある」――そう主張する記者にいろいろ共感しながら読んだ次第。

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