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2012/04/25

実効ある有期労働規制を求める4・25共同集会

Aruwvxfciaaqmp3 派遣法は、抜け穴だらけのボロボロの形になって成立した。舞台は、有期労働の規制にかかわる労働契約法の改正に移っている。すでに、衆院の通過にむけた取り引きもすすめられているような感じ。これもまだ、法案ができる段階から、入り口規制がないとか、限度を五年は長すぎるとか、評判が悪い。
 そもそも、労働契約法というものそのものがが、正直、労働法の素人にはほとんどわからない。対等な契約ということではないのだろうけれども、労使のたたかいと交渉によってきまる問題が、契約法という形というのはどういうことかというところから、消化し切れていない。今日の報告者の西谷敏先生は、労働運動が力を持っている欧州とは違い、日本の労働運動の現状では、法律による規制は必要という話。ふみふむなるほど。ボクは、西谷さんの書くものって、結構好きなんだけど、「規制が支える自己決定」なんていう言い方をすると、それは新自由主義に親和的という批判が飛んできたりする。だけど、法律の世界で、個人の権利を基礎に考えていくうえで、西谷さんの議論からは教えられることも多いような気がするけど。
 今日も、西谷さんらしく、労働法に対する運動の反応の問題点などの話からはじまって、最終的には力関係で決まっていくが、さまざまな要因で、労働者にとってプラスの法律が出てくることもあるから、1つひとつ法文にそって判断することが大事という話をされた。そもそも、有期労働は、雇用中の不安定さとともに、雇用期間後の不安定というぬ重の不安定があると指摘。なるほど。だけど、ただ反対というだけでなく、どう役に立つものにしていくのか。もちろん、べースには力関係をどうにかしろ!という激励とともに、現状に対する目の結構冷静であったりする。そこで、この今回の改正案については、「葬り去っても惜しくはない法案」という表現をされた。なるほどなあ。ちょっとでも、前進面があると、なかなか反対しにくい。だけど、本質的には、まったく実効性もなく、むしろ見直しまで八年という有害さもある。そこで、そういう表現がんされたわけ。ふむふむ。ほんとうに、いまどんな争議でも非正規の首切りの際につかわれる、不更新規定の問題なども目をつむり、五年もの長さで有期の制限をし、おまけにクーリング期間をもうけて抜け道をつくる。バカにするなである。
 討論で、非正規の実態が報告される。胸が詰まる。そんな不安定さが、若者の世界を完全に覆っているんだもの。そしてそれは、どんどん広がっている。

 アピールは、ちょっと泣ける。たぶん、書いたのは東海林さん(新聞労連)だろうななどと思いながら。以下、そのアピール。

 「この国は非正規問題を解決する気があるんですかね」
 2008年のリーマンショックの影響による非正規労働者の大量の雇い止めが起こった。これを機に立ち上がった元派遣労働者は、労働者派遣法改正案が国会を通過した際、怒りで声を震わせた。「必ず抜本改正を実現します」と約束した与党だったが、改正は製造業務派遣、登録型派遣の原則禁止という縛りをなくし、底抜けの改正に止まった。裏切りに声を震わせた仲間は「それでも、闘わなければならない」と何とか次の言葉を絞り出した。
 今日、この集会に集まった私たちは、彼ら、彼女らの震える声に、応えて行かなければならない。もちろん、共に闘わなければならない。震える声に耳を貸すこともなく採決を強行した人々を、私たちは忘れはしない。
  有期雇用法制についても、私たちは、共に闘ってきた仲間たちの声に耳を澄ます。5年を超えて更新を繰り返した有期労働者は、期間の定めのない雇用に転換するという。ある労働法学者は、無期転換が入ったことを「画期的だ」と評しているという。確かに無期転換が入りはしたが、5年の間に雇い止めにされる不安を持つ労働者が非常に多い。正社員の求人がなくなるのではないかと心配する若年労働者もいる。また、「期間の定めを除く労働条件」は「特段の定めがない限り従前のまま」とされるのだ。
 なぜ、仲間たちは不安なのか。答えは明らかだろう。労働者派遣法においても有期雇用法制においても、「入り口規制」はなされなかったのだ。有期の仕事が臨時的、一時的な仕事だとは明らかにしていない。これからも、有期として使い続ける意志が透けて見えてくるからだ。
 私たちは彼ら、彼女らの声に耳を澄まし、仲間として共に闘い、共に声を上げて行く。今日の集会で学んだことを確信に、より力強い活動を展開しよう。緊迫した国会情勢をふまえ、共同の取り組みをいっそう広げよう。
 安定した雇用、生活できる賃金、モノ扱いさせず人として尊厳のある労働を獲得する。そんなささやかで、当たり前で、けれど、この国の中ではとても獲得することが難しくなっている。私たちは今後も全力でこの問題に取り組んで行こう。物わかり悪く、諦めず、粘り強く歩を進めて行こう。彼ら、彼女らの涙、悔しさ、切なさ、怒り……。それらを無かったことにはしたくない。働く者たちの連帯を信じ、前に進もう。

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