やめさせてくれない ~急増する退職トラブル~
今日のクローズアップ現代。いろいろ聞いていたことだけど…。
厳しい雇用情勢が続く中、全国の労働者支援の窓口に意外な相談が増えている。「会社をやめたくてもやめさせてくれない」というものだ。長年労働者を支援してきたNPO法人・労働相談センターには、“退職拒否”に関する相談がこの2年で3倍に急増。退職する権利は法律で守られているが、会社側が失業保険の申請に必要な「離職票」を出さない、「やめたら研修などで投資した額や、営業で出た損失を損害賠償請求する」という脅しをかけるなど、様々な手法で社員をやめさせず、トラブルに発展するケースが相次いでいる。一つ一つの事例からは、新たな人材を雇い入れる資金や体力すら失い、都合良く働き続ける社員を手放さない企業の姿と、棚上げされる労働倫理の今が浮かび上がる。なぜやめられないのか、そしてなぜやめさせないのか。急増する“退職拒否”の実態を報告する。
ブラック企業の行き着くさきだよなあ。バラバラに存在していて、孤立している若者の弱みにつけ込んで、やりたいほうだいである。最後の最後まで搾り取って放り出すという資本の本性。脅迫ともいえるやり方。悪いのは奴らだということはやっぱりはっきりさせたい。同時に、こんなことを続けていたら、絶対にこの国、この社会はもたないと思う。すでにもう崩れてきているのだけれども。
だけど、たたかいしかないのが現実だから、応援したい。ボクらは、責任をもって、怒らなきゃ。
竹信さん(そういえば昨日、遅れてきてボクの斜め前に座ったなあ)の『雇用差別』をパラパラとみながら、正規も非正規も、とんでもない状況が広がる現実に怒ろうと思う。
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何とも言えない哀れな切ない話で悲しいとしか言い様がありませんね。
確かに、会社側としてみれば、幾ら競争社会に煽られ余裕がなくなってきている
状況には多少の同情の余地はありますが、だからと言って正社員に限らず非正規
雇用も含めて、そこで働く従業員に無理をして働かせて疲弊させることになってしま
っては、まともな人材なら、幾らでも騙されたふりをして幾らでも離れてしまうのは
自明のことでしか無いし、結局のところ使い物にならない間抜け社員しか残らなくなる
ばかりか、新たな人材確保も出来ず、経営的にも追い詰められて悲惨な目に遭うしか
なくなるのは自明のことでは無いでしょうか。
こんな間抜け社員しか残らない間抜け会社なら、騙されたふりをして、他国へ幾らでも
売り飛ばす外交カードにでも利用すれば、それによって新たな雇用が生まれ、まともな
良心的な会社だけが安定した売り上げと利益を確保し、生き残ることが出来る様にさえ
出来れば、それが日本の国益となると同時に他国の国益になることになれば、これに
越したことは無いのでは無いかとさえ感じてしまうところではありますが。
投稿: asa | 2012/04/27 19:55