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2012/04/19

大飯原発再稼働、県議の賛否は? 8割が「条件付き賛成」

 地元紙が、県議へのアンケートをおこなっている。それはそれで興味深い。もちろん、自民党系の議員の多い議会なのだが。

大飯原発再稼働、県議の賛否は? 8割が「条件付き賛成」(福井新聞)

 地元の是非判断が焦点となっている関西電力大飯原発3、4号機の再稼働について、福井新聞社は県議35人に対するアンケートを実施。再稼働には6人が「賛成」、27人が「条件付きで賛成」と回答した。全体としては再稼働容認に傾いているものの、県による安全性の検証などが前提になるとの意見が多い。政府が示した新たな安全基準に関しては「評価できる」との回答は3割弱にとどまり、政府の安全対策に対する厳しい評価が浮かび上がった。
 大飯3、4号機の再稼働について西川知事は、県原子力安全専門委員会での安全性の検証や、地元おおい町の意見とともに、県会の議論を参考にするとしている。
 再稼働に「反対」は2人。「条件付き」での賛成が8割近くを占めた。「賛成」とした6人も、理由として安全性を評価したのは1人だけで、残りは地域経済・雇用の安定のために再稼働を認める意見が多かった。
 選出の地域別でみると、嶺北、嶺南ともに「条件付き賛成」が最も多く、嶺北は28人中22人、嶺南では7人中5人だった。賛成は嶺北4人、嶺南2人で、反対は2人とも嶺北の議員。
 政府が示した新安全基準については「評価できる」との回答が10人。18人は「部分的に評価できる」とし「評価できない」が5人いた。部分的に評価できるとした18人も、理由として「福島事故の知見、教訓の反映が不十分」「再稼働に合わせるための安全基準」「政府の対応が二転三転することが不安」などと厳しい声を寄せた。
 一方、再稼働で同意が必要となる「地元」の範囲については、「立地自治体(市町と県)」が12人、「立地自治体と準立地自治体」が10人、「原発から30キロ圏内の自治体」が9人となり、意見が割れた。地域別では、嶺南の議員の半数以上は「立地自治体」と回答したのに対し、嶺北の議員はそれぞれ同数となった。近府県まで含めるべきだとの意見もあった。
 アンケートは12~17日に実施し、文書で質問。県議全員から回答を得た。

 これまでの彼らの政治的立場から考えると、おっかなびっくりという感じも読める。だけど、ここにきて、まだこうなんかというのが正直のところなんだろうなあ。なかなか、原発ムラからは離脱できないのだろうなあ。
 問題は、住民はどうなのかだろうが、NHKが世論調査を実施している。

大飯原発 地元と周辺で世論に差(NHKニュース)

 NHKの世論調査で、福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開について賛否を聞いたところ、地元のおおい町では、「賛成」・「どちらかといえば賛成」と答えた人は54%で、「反対」・「どちらかといえば反対」と答えた人の37%を上回りました。一方、福井県小浜市や京都府舞鶴市など周辺の自治体では「賛成」・「どちらかといえば賛成」は32%で「反対」・「どちらかといえば反対」が60%と上回りました。
 NHKは、今月13日から3日間、大飯原発のある福井県おおい町とその周辺の小浜市、若狭町、京都府舞鶴市、滋賀県高島市の4つの自治体、それに大阪市の3つの地域で、20歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのはおよそ1200人から1600人で、それぞれ60%を超える人たちから回答を得ました。
 まず、大飯原発の運転再開の賛否について聞いたところ、おおい町では、「賛成」・「どちらかといえば賛成」と答えた人は合わせて54%で、「反対」・「どちらかといえば反対」と答えた人は37%でした。
一方、周辺の福井県小浜市、若狭町、京都府舞鶴市、滋賀県高島市では、「賛成」・「どちらかといえば賛成」は32%で、「反対」・「どちらかといえば反対」は60%でした。
 また、大阪市では、「賛成」・「どちらかといえば賛成」は29%で、「反対」・「どちらかといえば反対」は62%でした。
 また運転を再開した場合、放射線が外部に漏れ出すような重大な事故が起きる危険性についてどのように感じているか聞いたところ、おおい町では、「危険性が大いにあるので不安だ」が16%、「危険性がないとはいえないので不安だ」が55%と不安を感じている人は71%で、「危険性はほとんどないので不安はない」は18%「危険性はまったくないので不安はない」は6%でした。
 また、運転再開に「賛成」・「どちらかといえば賛成」と答えた人のうち55%は、「危険性が大いにあるので不安だ」・「危険性がないとはいえないので不安だ」と答えました。
 一方、周辺の4つの自治体では、「危険性が大いにあるので不安だ」・「危険性がないとはいえないので不安だ」は84%で、「危険性はほとんどないので不安はない」・「危険性はまったくないので不安はない」は13%でした。…

 もちろん、はるかに県議たちよりは不安も大きく、慎重だ。だけど、地元には地元の苦悩がありその大さが読み取れる。もともと、原発政策が戦後の日本の社会のなりようの凝縮した姿なのだったら、それはやっぱり、しっかりとそのことに向き合わないと解決しない。そのことも心しないと、この問題はダメなのだと思う。地元の苦悩にもよりそわなくっちゃ。

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