杉並区教委 学校希望制廃止へ 導入区では初
ボクの住んでいる市でもすでに廃止になっているが、あの杉並でも、23区の先頭を切って廃止にふみだした。
杉並区教委 学校希望制廃止へ 導入区では初(東京新聞)杉並区教育委員会は、居住地以外の学区にある小中学校に通学できる現行の学校希望制を、二〇一五年度で廃止する方針を固めた。一六年度新入生からは、明確な理由や目的がある場合にだけ選択できるようにする。区教委によると、学校選択制度を導入している区のうち、廃止は初めてという。
杉並では、〇二年度から、居住地の学区と隣接学区にある小中学校から通学先を選ぶことできた。同教委によると、十年間で特色ある学校づくりが進んだ半面、理由を問わないため、風評や校舎の新しさといった趣旨とは違う理由で選択するケースなどが出ているという。校長らに実施したアンケートでは、「廃止」「見直し」が七割を超えていた。
廃止は、風評などによる選択をなくすのが狙い。従来通り、いじめを受けたような場合は学区変更が可能。新たに、独自の教育や部活動をしている学校を希望する場合にも、本人が志望動機を申し立てることで、選択できる余地を残す。
本年度から三年間は、経過措置として希望制の受け付け上限を徐々に減らしていく方針。
前区長時代には、さまざまな目立つ「改革」がおしつけられて、実際に、さまざまな混乱がひろがった杉並だけど、それが修正されつつある。だけど、その区長は大阪に行って、顧問をやっているそうだけど。学校選択制というものは、教育活動にさまざまな困難をもたらしてきたことは、すでにいろいろ報告されているしね。たとえば、こういう「改革」をすすめた行政区のほうが、不登校が広がっているとか。そういう見直しがなされることは大事だと思う。だから、そのときにていねいな総括をすすめてほしいと思う。そうでなにと、また新しい「改革」がはじまったり。最近はやりの小中一貫などが無批判に導入されるケースも多いし。どんな議論が今後なされていくのか、注目されるところだな。
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