『沖縄』第一部「一坪たりともわたすまい」
今日は、夜、映画人9条の会の反戦映画上映会で、表題の映画を見てきた。もう10年ほど前に見たことはあったけど、ストーリーは覚えていなかった。映画がつくられたのは1970年。舞台は、1950年代の沖縄。銃剣とブルドーザーで県民の土地とりあげがすすめられた時代。その土地とりあげの現場が舞台だ。モデルは、伊江島。その抵抗と分断、そしてさらなる抵抗のたたかいは感動的。とくにいわゆる「乞食行進」のくだりは涙をさそう。
すっと沖縄のたたかいを学んできて、改めてこの映画をみて、分かったことも多いのだと思う。
ストーリーは単純。いまからみれば、ステレオタイプの造形という印象を持つ人も多いかも知れないが、この時代は、時代そのものが、事件そのものがシンプルだったのだと思う。その時代に骨太に向き合う映画があり、しっかりした役者と映画人が映画をつくった。しっかりつくられた映画だと思う。
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