少年と自転車
今日、やっとこの最新作のほうを見に行くことができた。やっぱりおもしろかった。育児放棄のもとで育つ子どもの話という思いテーマだけど、それだけに話をシンプルにつくっている。里親の背景や葛藤はあえて描かない。主人公の子どももできるだけ、外側からとらえる。だけど、子どもの哀しみや傷みは痛々しいほど伝わってくる。怒りや恋しさや…。そういう子どもに向き合うことの難しさ、だけども、向き合おうとする里親。
いつものごとく、タイトルが象徴的。自転車は、子どもにとって、何ものにも変えることの出来ない、関係性というか、”絆”というのか。里親と自転車でハイキングにいったり、ラストの襲われたあとに自転車にのって里親のもとに戻るシーンは明るい。困難がたくさんあっても、そこに希望と未来があるんだろうな。
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