ある子供 イゴールの約束
2か月ぶりぐらいの久々の休み、どうしても見たかった「ある子供」を見に行った。ダルデンヌ兄弟の新作、「少年と自転車」の公開を記念して、彼らの作品5品を上映するという企画。「ある子供」と「イゴールの約束」の2本を見てきた。ものすごくよかった。
貧困の連鎖、舞台背景は、不法移民ということや、10代出産というちがいはあるが、そうした若者・子どもへの視線は、やわらかで優しい。子どもの優しさと、苦悩の中での成長を見つめる。それは救い。もちろん、それだけでは救われないような、厳しい現実がある。だけど、たぶんヨーロッパでは、その優しい視線にもとづいた社会の認識があるのだと思う。それが若者政策の根底にあるのだろうな。それこそが救いなのだと。
ほんとによかった。
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