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2012/03/08

立川でまた孤立死 90代母と60代娘か

 また、続いてしまった……。

立川でまた孤立死 90代母と60代娘か(東京新聞)

 七日午後六時十分ごろ、東京都立川市羽衣町一、「都営羽衣町一丁目第二アパート」の一室で、この部屋に住む九十代の母と六十代の娘とみられる女性二人が死亡しているのを、安否確認に訪れた同市職員や立川署員らが発見した。 
 同署によると、目立った外傷はなく、室内にも荒らされた跡はなかった。同署は死後数日とみて司法解剖して死因を調べるとともに、身元の確認を進めている。
 羽衣町内のすぐ近くのマンションでは先月中旬、死後約二カ月の母(45)と障害のある次男(4つ)が遺体で見つかっており、母は病死、次男は衰弱死したとみられている。都会の片隅で人知れず亡くなる「孤立死」が、またしても繰り返された可能性がある。
 同署の調べによると、母親とみられる遺体は、自宅和室の布団の横に、あおむけの状態で見つかった。娘とみられる遺体は、居間の床にうつぶせの状態で倒れていた。
 二人ともスエットのような普段着姿で、遺体の傷みは進んでいなかった。
 近所の人によると、母娘は二人暮らし。先月二十日ごろから郵便物がたまっていた。母親は認知症で、娘が介護していたという。……

 社会の変容は、孤立を生む。それがどうのこうのという問題ではなく、実際にそうした事態にどう対処するのかが大事な課題だ。それは、たしかに社会の問題だけど、それでも、公的機関の役割は大きい。今回は、都住宅供給公社がその役割を果たせなかった。公社は、自治会長から安否確認を求められていたが……。

 千葉の松戸のある町会では、町会がはじめた高齢者の安否確認システムに、民医連の診療所が拠点として協力するという試みが始まったそうだ。パソコンで登録された住民に自動で電話をかける仕組みで、大丈夫か、SOSか、相談ありか、は、所定の番号を押して返信するというもの。個人情報の壁と、政治的な壁?を乗り越えて、取り組みがすすんでいる。

 もちろん、こうした取り組みは決定的に重要だ。だけど、同時にというか、まず、行政がイニシアを発揮することぬきに、こうしたとりくみは広がっていかない。ほんとうに、公務員バッシングを乗り越える、公共性、公務というものの復権への合意が、求められているのだと思う。

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