今日は国際女性デー
職場で、ちょっとした話題に。今日は、国際女性デーだそうだ。しかし、まあ、あまり話題にならなくなったもの。だけど、職場のある部局では、男性が女性にケーキを振るまうところもあるそう。
もともとの起源は20世紀の初頭にアメリカで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしたことにあるといわれている。ドイツのクララ・ツェトキンが、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まったそうだ。その後、ロシアでは、この国際女性デーで行われた女性労働者を中心としたデモがは、2月革命の契機となり帝政を崩壊に追い込んだ事件もある。
日本では赤瀾会が初の集会を開催したそうだ。イタリアでは女性が互いにミモザの花を贈り合うという。(以上、WIKIを参照)
いずれにしても、女性史のうえでも記念すべき日のようだけど、そういうことがほとんど話題にならないというのは、ちょっと寂しかったりする。
ただ、こんな事件があった。
「セシウムさいた」を削除 講演タイトル(日刊スポーツ)さいたま市で10日開かれる「国際女性デー埼玉集会」(事務局・埼玉県教職員組合)のチラシで、講演タイトルが「さいたさいたセシウムがさいた」とされていることに「福島県民を傷つけている」などの抗議が30件以上あり、県教組がタイトルを削除したことが8日、分かった。
県教組によると、タイトルは講演者の米国出身の詩人アーサー・ビナード氏が提案。県教組には「誤解を招くのでは」との声もあったが、ビナード氏の「本来なら花が咲き喜ばしい春の訪れを台無しにした原発事故の大変な状況を伝えたい」との意向で決まったという。…
なかなか難しい判断だろうけれどもね。文学的な表現を自主規制するのもつらいものはあるが。配慮もわからないではないし。ビナード氏は「タイトルが誰かを傷つけたとすると僕の本意ではないので、副題の『3・11後の安心をどうつくり出すか』をタイトルにする」といっているそうだけれども。
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コメント
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埼玉県民としてみれば、福島県民の皆様への配慮する気持ちに理解できますが、
だからと言って、「福島県民を傷つけている」と抗議するのは、とんだ勘違い以外の
何者でも無いし、わざわざタイトルを削除する対応をとった県教組に対しても、お互いに
「恥を知れ」と言ってあげたいくらですね。
「花が咲き喜ばしい春の訪れを台無しにした原発事故の大変な状況を伝えたい」という
意向からすれば、別に福島県民の皆様を傷つけていることでも何でも無いことだと思うし、
むしろ福島県民にしてみれば、当然のこととして、それこそ中曽根大震災を引き起こした
連中と、勝手に勘違いして抗議してきた連中に対して、「ふざけるな、この馬鹿野郎、
お前らこそ日本からとっとと出て行け」という位の物凄い怒りを、幾らでもぶつけてあげて
い位だとしか思いませんよね。
そうでなければ、今回の中曽根大震災は地震や津波といった自然災害から誘発されたもの
であることには、世界的に見れば多少の同情の余地はあるものの、これが自爆テロによって
引き起こされることによっても、慎太郎大震災による天罰に繋がりかねないと思うと、世界的に
は同情の余地は無い筈だし、それこそ一億総懺悔の過ちを繰り返すことになれば、もう余りにも
悲しいし、虚しいことでしか無いと思うと、心配でなりませんよね。
当然のことですが、自爆テロをやらされて勝手に犠牲になった連中に対しては、自己責任以外
の何者でもない分けだし、これこそ戦前や戦時中の神風特攻隊なんていうものと大して変わり
無いことは言うまでもございませんが。
投稿: asa | 2012/03/09 13:49